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【AceForexの安全性まとめ】安全性&利用する際の5つの注意点を解説!
2014年にニュージーランドで運営を開始した「AceForex」は、スプレッドが狭いことで有名です。
しかし、公式サイトは日本語に対応しておらず、日本での知名度も低いため、安全性が気になる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、AceForexの安全性、特徴、利用する際の注意点などについて解説します。
AceForexの口座開設を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。
AceForexの安全性は?
海外FXの安全性をチェックするのに重要となるのが、以下の3点です。
- ・金融ライセンス
- ・運営歴の長さ
- ・顧客の資金管理方法
ここでは、上記の3つの視点からAceForexの安全性のついて解説します。
ニュージーランドの金融ライセンス「FSPR」を取得
AceForexでは、ニュージランドの金融ライセンス「FSPR」を取得しています。
FSPRの取得はそれほど難しくなく、「お金を払えば簡単に取得できる」とも言われる規制の緩いライセンスです。
そのため、「FCA(イギリス)」、「CySEC(キプロス)」といった規制が厳しく、取得難易度が高い金融ライセンスと比べると、信頼度は低めです。
しかし、無免許で運営をしているFX業者よりも、1つだけでも金融ライセンスを取得している点では、最低限の安全性は確保していると言えます。
運営歴は短い
海外FX業者の安全性を判断する上で、「運営歴の長さ」も重要となります。
これは、運営歴が長い海外FX業者ほど、多くの顧客から信頼されて、健全な運営を続けているFX業者と判断できるためです。
例えば、大手FX業者のiFOREXは約20年、XMは約10年と長い運営歴を誇っており、今でも多くのトレーダーから利用され続けています。
一方、AceForexは2014年に運営を開始しており、大手のFX業者と比べると、まだ運営歴は短く、日本人利用者もまだまだ少ないです。
そのため、運営歴の長い大手海外FX業者と比べると、安全性や信頼性はやや劣ってしまうと言えるでしょう。
顧客の資金管理方法は「分別管理」
AceForexの顧客の資金は、「分別管理」で管理しています。
FX業者の顧客の資金管理方法は、大きく分けて「分別管理」と「信託保全」の2種類があります。
信託保全とは、顧客の資金を信託銀行に預けて管理する方法です。
AceForexの資金とは分けて管理されているため、仮に、AceForexが破綻した場合でも、顧客の資金は全額返金されます。
一方、分別管理とは、AceForexが顧客の資金を管理する方法です。
分別管理の場合、万が一AceForexが破綻しても、信託保全のように口座に預けている資金が手元に戻ってくるとは限りません。
しかし、ネット上には、AceForexで出金トラブルについての口コミは、見当たらなかったので、出金については特に問題はないと言えるでしょう。
しかし、心配な方は最低限のお金だけを残して、こまめに出金することがおすすめです。
AceForexの特徴
ここからは、AceForexの特徴について解説します。
追証なしのゼロカットシステムを採用
AceForexでは、ゼロカットシステムを採用しています。
そのため、万が一損切りが間に合わず、口座残高がマイナスになった場合でも、マイナス分はAceForexが負担してくれるため、追証は発生しません。
つまり、「最大損失額は口座に入金した額まで」となっているため、リスクは低いと言えるでしょう。
VIP口座は国内FX並みの狭スプレッド
AceForexには、マイクロ口座、スタンダード口座、VIP口座の3つの口座タイプがあります。
中でも、VIP口座のスプレッドは、海外トップクラスを誇るほどの狭スプレッドとなっています。
以下に、大手海外FX業者のスタンダード口座と比較してみました。
通貨ペア | AceForex | AXIORY | TitanFX |
---|---|---|---|
USD/JPY | 0.8pips | 1.3pips | 1.33pips |
EUR/JPY | 1.2pips | 1.2pips | 1.74pips |
EUR/USD | 1pips | 1.3pips | 1.2pips |
GBP/USD | 1.4pips | 1.2pips | 1.57pips |
AUD/USD | 0.7pips | 1.7pips | 1.52pips |
表の通り、大手海外FX業者のスプレッドと比較しても、AceForexのスプレッドは極めて狭いことが分かります。
ただし、AceForexのVIP口座の最低入金額は、5万ドル(約550万円)以上となっているため、利用ハードルが非常に高いことがネックポイントです。
しかし、最低入金額のハードルをクリアすれば、スキャルピングトレーダーにとってかなりお得な取引環境となっています。
注文方式は透明性の高いECN口座
いくつかのホームページでは、AceForexの注文方式に「DD方式」を採用していると記載されていますが、AceForexのホームページには「ECN口座」と記載されています。
ECN口座とは、取引の透明性が高い「NDD方式」の一種で、取引手数料がかかりますが、スプレッドが狭く、約定スピードが早いことが特徴です。
しかし、AceForexはECN口座でありながら、取引手数料が無料となっているため、スキャルピングトレーダーにとって非常に嬉しい取引環境となっています。
以下に、大手海外FX業者のECN口座の取引手数料をまとめてみたので、参考にしてみてください。
大手FX業者 | ECN口座の取引手数料(往復) |
---|---|
XM | 1.0pips |
TitanFX | 0.7pips |
Axiory | 0.6pips |
FBS | 0.6pips |
TradeView | 0.5pips |
上記の表の通り、大手海外FX業者でも取引手数料は安くても0.5pipsはかかってしまいます。
しかし、AceForexは取引手数料が無料なので、最小限に取引コストを抑えることが可能です。
バイナリーオプションの取引が可能
AceForexで取引できる通貨ペアは、メジャー通貨、マイナー通貨含めて57種類とかなり豊富です。
さらに、通貨ペアだけでなく、CFD商品や海外FX業者では珍しく、バイナリーオプションなどの取引も可能です。
バイナリーオプションとは、選んだ銘柄の価格が判定時刻までに、目標レートより「上」か「下」かを予測する取引です。
例えば、米ドルのレートが105円のとき、今から10分後に「上昇する」と予測したとします。
そして、10分後に1銭でも105円より高ければ利益獲得となり、反対に1銭でも下がっていれば購入金額分の資金が没収されてしまいます。
このように、バイナリーオプションは、為替レートの変動幅が小さくても、予想があたりさえすればもうけることが可能です。
一方、通常のFXトレードの場合、為替レートの変動幅が大きくないと、大きく利益を獲得することが難しいです。
そのため、為替変動が少ないレンジ相場では「バイナリーオプション」、為替変動幅が大きいトレンド相場では「FXトレード」がおすすめです。
MT5に対応している
AceForexはMT4だけでなく、MT5にも対応しています。
MT5はMT4よりも動作スピードが向上し、スピード感のある快適な取引が可能です。
さらに、時間表示もMT4は9種類に限られていましたが、MT5は21種類と大幅に増えたため、より正確なチャート分析ができるようになりました。
そのため、裁量取引をメインとするトレーダーにとっては、MT4よりもMT5が使いやすいでしょう。
しかし、標準装備されているEAやインジケーターの種類は、まだMT4よりも少ないです。
そのため、EAやインジケーターを利用するトレーダーはMT4を選ぶのがおすすめです。
30%の入金ボーナスあり
AceForexでは、30%の入金ボーナスを実施しています。
XMやFBSなどの100%入金ボーナスなどと比べると、物足りないと思うかもしれません。
しかし、AceForexでは最低入金額が高く、その分入金ボーナスも高額となるため、意外とおいしいボーナスキャンペーンとなっています。
AceForexを利用する際に知っておきたい5つの注意点
最後に、AceForexを利用する際に知っておきたい5つの注意点を解説します。
最低入金額が高い
AceForexの利用する際に、最も注意したいことが入金額の高さです。
マイクロ口座の最低入金額は、50ドルからと初心者にとって始めやすい金額です。
しかし、スタンダード口座・VIP口座の最低入金額は、トレード上級者でもためらってしまうほどの金額となっています。
- ・スタンダード口座:1万ドル(約110万円)
- ・VIP口座:5万ドル(約550万円)
以上のように、AceForexは利用ハードルがかなり高めです。
しかし、VIP口座に関しては、最低入金額をクリアすれば、非常に狭いスプレッドが取引できるため、スキャルピングトレーダーにおすすめの口座となっています。
入金手段が限られている
AceForexの入出金の手段は、「クレジットカード」と「海外送金」の2種類しかありません。
さらに、クレジットカードで利用できるのは、VISAとMasterCardのみとなっています。
そのため、VISAとMasterCardを持っていない人は、海外送金で入出金するしかありません。
海外送金は、手数料が高かったり、着金日数が遅かったりと非常に不便な方法となっています。
このように、対応するクレジットカードを持っていないと、利用しづらいことも注意点のひとつです。
日本語サポートがない
AceForexでは、電話、メール、FAXでの問い合わせを用意していますが、すべて日本語に対応していません。
そのため、困ったことがあったり、トラブルが発生したりした場合は、英語で問い合わせる必要があります。
さらに、チャット機能も存在しないため、回答を得るまでに時間がかかってしまいます。
このように、利用する際にかなりの英語力が求められるため、英語が苦手な方にとって、かなり利用ハードルが高くなっています。
ロスカット水準は100%と非常に高い
AceForexの最大レバレッジは500倍(スタンダード口座・VIP口座は100倍)と、一見するとハイレバトレードをする上では問題ないレバレッジに見えます。
しかし、AceForexのロスカット水準が証拠金維持率100%と、他の海外FX業者よりも極めて高い水準に設定さています。
ロスカット水準が100%だと、フルレバで取引できない上に、資金管理を怠るとすぐに強制ロスカットされてしまいます。
強制ロスカットを避けるためにも、レバレッジを200倍〜300倍(スタンダード口座・VIP口座の場合は25倍〜30倍)と低めに設定して運用することがおすすめです。
また、強制ロスカットを避ける方法は他にも、
- ・口座に追加で入金する
- ・エントリーするLot数を小さくする
といった方法もあります。
このように、AceForexはロスカット水準が極めて高いため、海外FXの魅力であるハイレバトレードが難しいことも注意が必要です。
口座通貨はドルのみ
AceForexの口座通貨は、円に対応しておらず、ドルのみとなっています。
そのため、利益の計算をする際に、ドルで計算する必要がある上に、入出金の際に、為替の影響を受けてしまいます。
例えば、入金時より出金時が円安の場合は、入金額よりも出金額が高くなり得をしますが、反対に出金時が円高の場合は、入金額より出金額が低くなり損をしてしまいます。
このように、入出金する際は、為替レートの影響を受けてしまうことを頭に入れておきましょう。
まとめ
今回はAceForexの安全性と特徴、利用する際の注意点などについて解説しました。
AceForexは規制の緩いライセンスではあるものの、ニュージーランドのFEPRを取得しているため、最低限の安全性はあると言えます。
しかし、AceForexはまだ運営歴が短く、顧客の資金も分別管理で管理されているため、大手海外FX業者よりも安全性・信頼性は低めです。
そのため、AceForexを利用する際は、ある程度リスクがあることを踏まえた上で、利用するようにしましょう。