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更新:2020.07.16 作成:2020.07.16

XMのエネルギー取引の特徴とメリット・デメリットを紹介します

XM エネルギー

 

海外FX業者XMではFXに加えて5種類のエネルギー取引が行なえます。

 

実際にXMでFXではなくエネルギーをメインに取引している方もおられます。

 

この記事ではXMで取引できるエネルギーの種類、特徴、XMでエネルギー取引するメリット・デメリットを紹介します。

 

値が常に上下動する原油などのエネルギーは利益を上げるチャンスがたくさんあるので興味があればぜひ参考にしてください。

 

 

そもそもエネルギー取引とは?

 

XM エネルギー

 

XMではFX取引と同じようにエネルギー銘柄も取引できます。

 

エネルギーというと原油をイメージする方が多いですが、XMでのエネルギー取引も原油をメインとした5種類の銘柄を取引できます。

 

XMではFX取引と区別するためにエネルギーや貴金属、先物取引などをCFD銘柄と呼んでます。

 

 

CFDとは?

 

CFDとは「Contract For Difference」という英語を略したもので「差金決済取引」という意味です。

 

株式や債券など実際の資産を保有して売買する取引ではなく、銘柄を売買し取引開始時点から取引終了時点での差額を決済する取引方法です。

 

ですからFX取引もエネルギー取引もCFDの中に含まれています。

 

エネルギー取引もFX取引とおなじようにレバレッジをかけて取引可能です。

 

 

XMで取引できるエネルギー銘柄5種

 

XMで取引できるエネルギー銘柄5種を紹介します。

 

シンボル内容
(名称)
最低スプレッド1ロットあたりの価値レバレッジ
BRENTBrent Crude Oil
(ブレント原油)
0.05100Barrels66倍
GSOILLondon Gas Oil
(ロンドン軽油)
1.54Tonnes33倍
NGASNatural Gas
(天然ガス)
0.035100MMBtu33倍
OILWTI Oil
(WTI原油)
0.04100Barrels66倍
OILMnWTI Oil Mini
(WTI原油ミニ)
0.0410Barrels66倍

 

 

XMで注目すべきエネルギー銘柄3種類

 

XMで取引できるエネルギー銘柄は5種類ありますが、特に注目すべき銘柄3種類の特徴を紹介します。

 

 

BRENT(Brent Crude Oil/ブレント原油)

 

ロンドン商品作物取引所で取引される銘柄です。

 

生産コストや需要と供給のバランスなどの影響でWTI Oilよりも10~20ドル高い値で取引されるという特徴があります。

 

 

OIL(WTI Oil/WTI原油)

 

XMではOILというシンボルですが、FX業者によっては「Crude OIL」と呼ばれています。

 

OILの名称で使われている「WTI」ですが、これはウェスト・テキスト・インターミディエイト(西部テキサス媒体物)の略称です。

 

テキサス州とニューメキシコ州を中心とする複数の油田の総称で、アメリカ産原油の6%、世界全体では1~2%を占める程度の産出量です。

 

WTI原油の先物はニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で取引されています。

 

WTIの1日の産油量は100万バレル未満ですが、NYMEXでの先物取引量は1日あたり1億バレルと産油量の100倍以上となっています。

 

これはOIL(WTI Oil)が活発に先物売買されている証拠です。

 

 

OIL Mn(WTI Oil Mini/ WTI原油ミニ)

 

上記のWTI Oilは1ロット100バレルの単位で取引されます。

 

しかしOIL Mnは1ロット10バレル単位で取引できるというのが特徴です。

 

取引ロットが小さいので資金が少ない人、少額で取引したい人でも取引できるようになっています。

 

しかし、レバレッジや取引時間、相場の動きはWTI Oilと全く同じです。

 

そのためOIL Mnはエネルギー取引が初めてという方におすすめです。

 

 

XMでエネルギー取引をおすすめする理由

 

XM エネルギー

 

次にエネルギー取引の特徴と、XMでの取引をおすすめする理由を紹介します。

 

 

エネルギー取引は高い変動性が特徴!

 

原油を代表とするエネルギーは経済活動の根幹をなすものです。

 

ですからエネルギー銘柄の価格は、株価や為替と密接に関係があり、様々な事柄を原因として値が上下します。

 

この高い変動性(ボラティリティ)がエネルギー取引の特徴です。

 

 

原油価格に影響を与える要因

 

原油を代表とするエネルギー銘柄の値の上下に影響を与える要因をいくつか紹介します。

 

XMでエネルギー銘柄を取引するときにはこうした要因と関係があるニュースに気を配る必要があります。

 

 

政治的要因

 

原油産油量が多い中東諸国は、政治情勢が不安定なのでその影響を受けて原油価格が大きく上下します。

 

 

世界経済の成長

 

世界経済が成長しエネルギーの需要が伸びれば原油価格も上昇します。

 

逆に景気が下がり経済が停滞すれば需要が少なくなり原油価格は下がるでしょう。

 

 

気象やその他の要因

 

エネルギー産出国や地域で異常気象が起こり、それにより産出量や供給量が減少すればエネルギー銘柄の値が高騰するということがあります。

 

逆に今回のコロナウイルスの影響などで、経済活動が停滞し原油の需要が激減すると、エネルギーの貯蔵スペースなどがいっぱいになり、原油価格が下落します。

 

実際に4月20日には、XMでも取り扱っているWTI Oilを貯蔵するスペースが少なくっているということを背景にWTIの原油価格がマイナスになりました。

 

 

原油取引は初心者向け!?

 

WTI(XMではOIL)は最も取引高が多いので、これまでの相場履歴から将来の値の動きを予想しやすい、チャートを描きやすいという特徴があります。

 

さらにトレンドが継続しやすいという特徴もあります。こうした点が原油取引が初心者向けといえる理由です。

 

しかし、先ほど説明したようにエネルギー銘柄は政治・経済・気象などの影響を受けて値が大きく上下するという特徴があります。

 

ですから取引をするときにはこのボラティリティの高さに注意しながら取引することが必要です。

 

 

XMでエネルギー取引するメリット5つ

 

XM エネルギー

 

XMにリアル口座をすでにお持ちならエネルギー銘柄を取引することにはいくつかのメリットがあります。

 

次にそうしたメリットを5つ紹介します。

 

 

1.MT4/ MT5の取引プラットフォームが使える

 

XMにリアル口座をすでに開設していれば、MT4もしくはMT5の取引プラットフォームを利用しておられることでしょう。

 

MT4/MT5の取引プラットフォームはエネルギー取引でも利用可能です。

 

 

MT4で原油のチャートを見る方法

 

XM エネルギー

 

MT4の画面にある「気配値表示」のウィンドウを右クリックします。

 

次に出てくるウィンドウから「すべて表示を」選択します。

 

XM エネルギー

 

気配値表示のウィンドウで表示される銘柄が増えますので、下の方にスクロールします。

 

下の方にXMで取引できるエネルギー銘柄の気配値が表示されます。

 

特定の銘柄のチャートを表示したい場合は、その銘柄を右クリックしてください。

 

するとMT4画面の右側のその銘柄のチャートが表示されます。

 

USD/JPYなどのFXのチャートと一緒に指定したエネルギー銘柄のチャートを表示することも可能です。

 

 

エネルギー銘柄は先物商品なので表示に注意!

 

気配値表示にあるようにエネルギー銘柄の表示は以下のようになっています。

 

OIL-JUL20
OIL Mn-JUL20

 

この「JUL20」の「JUL」は英語の7月を表す「July」のことで「20」は西暦2020年の下2桁を意味しています。

 

ですから銘柄の横についている表示は「決済される月」と「西暦の下2桁」を表示していると覚えておきましょう。

 

 

2.FXと同じ口座が利用可能

 

XM エネルギー

 

次のメリットは、XMですでにリアル口座を持っていればエネルギー銘柄を取引するためにわざわざ新しい口座を開設する必要がないという点です。

 

その点は口座開設フォームでもすでに説明されています。

 

あらたにエネルギー銘柄の取引のための口座を開設したいという気持ちがなければ、現行の口座を使ってエネルギー取引をすぐに開始できます。

 

 

3.証拠金5ドルから取引できる

 

XMでエネルギー取引のための証拠金の最低価格は5ドルです。

 

資金の少ない人でもすぐに始められるという手軽さもXMのエネルギー取引にはあります。

 

 

4.取引手数料なし

 

XMのエネルギー取引にはスプレッドがありますが、それ以外の取引手数料となるものを支払う必要はありません。

 

 

5.ゼロカットシステムの採用

 

海外FX業者ではおなじみのゼロカットシステムがXMのエネルギー取引でも適用されます。

 

ゼロカットシステムは万が一取引している銘柄の値が暴落して、ロスカットが間に合わず口座残高以上のマイナスが発生しても、XM側が口座残高をゼロに戻してくれるというシステムです。

 

これによりトレーダーはマイナス分の借金を払う必要がなく、失うのは口座に入金した資金のみになります。

 

 

XMでエネルギー取引をするデメリット

 

XM エネルギー

 

XMでエネルギー取引を始めるメリットをいくつか紹介しましたが、事前に理解しておかなければならないデメリットもあります。

 

次にそうしたデメリットを2つ紹介します。

 

 

1.スプレッドが高い

 

取引環境はとても使いやすくて優れていますが、スプレッドつまり実質の取引手数料となるものは他の業者と比較するとやや広くなっています。

 

ちなみにXMのエネルギー銘柄のスプレッドは以下の通りです。

 

シンボル内容(名称)最低スプレッド
BRENTBrent Crude Oil
(ブレント原油)
0.05
GSOILLondon Gas Oil
(ロンドン軽油)
1.5
NGASNatural Gas
(天然ガス)
0.035
OILWTI Oil
(WTI原油)
0.04
OILMnWTI Oil Mini
(WTI原油ミニ)
0.04

 

OILとOIL Mn のスプレッドは0.04ドルで約4pipsです。

 

 

WTI Oilのスプレッドの比較

 

ちなみにWTI OilのXMのスプレッドと他社のスプレッドを比較してみました。

 

FX業者スプレッド
XM4pips
AXIORY0.4pips
Hotforex0.09pips
TitanFX0.69pips

 

比較するとよくわかりますが、XMのWTI Oilのスプレッドは他社よりも広くなっています。

 

 

2.満期日に未決済のポジションは強制決済となる

 

原油取引などのエネルギー取引は先物取引となるため「限月」つまり「取引できる期限」があります。

 

あらかじめ決められた満期日までに保有ポジションを決済しなければXM側で強制決済されます。

 

 

限月の確認方法

 

XMで扱っているエネルギー銘柄の限月はWebサイトから簡単に確認できます。

 

XM エネルギー

 

XMのWebサイトから「エネルギー・スプレッド/条件」のページにアクセスし、「カレンダー」をクリックすれば限月を含む先物取引のカレンダーが確認できます。

 

 

先物取引カレンダーの見方

 

XM エネルギー

 

カレンダーの「ステータス」の欄に書かれている3つのカテゴリーの意味は以下のようになります。

 

日付は「日/月/年」の順番です。

 

カテゴリー意味
オープンその銘柄の取引開始日
18/03/20は2020年3月18日となります
クローズのみ新規注文はできない
クローズつまり決済のみ可能な日
17/04/20は2020年4月17日となります
満期すべての決済が強制決済される日
20/4/20は2020年4月20日となります

 

 

XMのエネルギー銘柄の取引時間

 

最後にXMで扱っているエネルギー銘柄の取引時間(冬時間)の紹介します。

 

シンボル取引時間(日本時間)
BRENT午前10:05~翌日午前6:10
GSOIL午前10:05~翌日午前6:10
NGAS午前8:05~翌日午前6:10
OIL午前8:05~翌日午前6:10
OILMn午前8:05~翌日午前6:10

 

夏時間ではこれより1時間早くなります。

 

 

まとめ

 

XMではFX取引だけでなくエネルギー銘柄も取引できました。

 

XMでエネルギー取引をすることには以下のメリットがあります。

 

  • ●MT4/MT5の取引プラットフォームを使える
  • ●すでにXMのリアル口座があればあらたに口座を作らずに取引を始められる
  • ●最大レバレッジ66倍でゼロカットシステムを採用している
  • ●最低証拠金5ドルから取引できる

 

XMではOiI Mnという銘柄があります。1ロット10バレルから取引できます。

 

この銘柄は少額で取引したい人やエネルギー取引が初めての人におすすめです。

 

WTI Oilはエネルギー銘柄の中でもたくさん取引されているので値動きが予想しやすく、トレンドも維持されやすいので初心者向きです。

 

しかし政治や経済などの影響を受けやすくボラティリティが高いので、リスク管理も大切です。

 

XMでエネルギー銘柄の取引を考えておられるなら、デモ口座で練習する、少額の金額から始めるなどの方法で知識やスキルを身に着けてから本番の取引に挑戦することができるでしょう。