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XMのスワップポイント一覧!計算方法や稼ぐコツも解説
FX取引で稼ぐ上で考えなくてはならない点として、スワップポイントによる損益が挙げられます。
スワップポイントとは、各国通貨の金利差を踏まえて設定される損益調整を指します。
しかし、スワップポイントはFX業者によってさまざまな仕組みで運用されており、設定金額は大きく異なるのです。
自分が取引を行うFX業者ではどのようにスワップポイントに気をつければ稼げるのかを気にする方は多いでしょう。
そこでこの記事では、XMにおけるスワップポイントの運用の仕組みや計算方法、稼ぐコツについて解説していきます。
現在のスワップポイントも一覧にしているため、ぜひ参考にしてみてください。
XMのスワップポイントの仕組み
引用:XMTrading
スワップポイントは、政策金利が異なる通貨同士を取引するFXにおいて、その金利差を調整する目的でポイントの受け取りや支払いが発生する仕組みです。
高金利の通貨を購入して低金利の通貨を売却した際はスワップポイントを獲得でき、反対に低金利の通貨を購入・高金利の通貨を売却した際はスワップポイントを支払う必要があります。
スワップポイントは、各国の金利や為替レートの変動に応じて毎日数値が調整されています。
一般的に、米ドルや欧州ユーロなど信頼性の高い通貨を扱う先進国では低金利政策が実施されており、反対に南アフリカランドやメキシコペソといった新興国で行われているのは高金利政策です。
そのため、これらの金利が大きく異なる通貨間の取引を行う際にはスワップポイントがどの程度発生するかを確認しておく必要があります。
スワップポイント付与のタイミング
XMでは、スワップポイントは平日の月曜日から金曜日までのロールオーバー字に発生します。
ここではニューヨーク市場を基準にしているため、具体的には閉場する日本時間の朝6時(冬季は7時)です。
このニューヨーク市場の閉場タイミングで持ち越されている未決済ポジションをもとに、スワップポイントが計算され付与されます。
持ち越しがマイナススワップになってしまう場合は、この時間までに決済を行うことで支払いを避けることが可能です。
XMのスワップポイントが発生する時間
前述の通り、スワップポイントはニューヨーク市場の閉場時刻をもって発生します。
ここで注意すべき点は、水曜日の取引におけるスワップポイントが3倍になる点です。
これは外国為替市場が通常、2営業日後の決済となることが関係しています。
例えば木曜日に行われた取引の決済は月曜日、金曜日の取引は火曜日に決済されますが、水曜日に行われた取引に関しては閉場されている土日を含めたスワップポイントが合算して計算されるのです。
ただし、ロールオーバーは行われません。
ここでは、プラススワップだけでなくマイナススワップによる支払いも3倍となる点に注意してください。
水曜日の取引でスワップポイントがどのような状態になっているかは、とくに注意を払いつつ運用しましょう。
XMのスワップポイント一覧
それでは具体的に、XMにおけるスワップポイントはどのような値に設定されているのでしょうか。
ここでは2023年4月現在におけるスワップポイントの一覧を、通貨の特徴別に掲載します。
メジャー通貨
銘柄 | 購入時スワップポイント | 売却時スワップポイント |
---|---|---|
USDJPY(米ドル/日本円) | 14.18 | -22.62 |
EURUSD(欧州ユーロ/米ドル) | -9.82 | 2.78 |
GBPUSD(英国ポンド/米ドル) | -6.25 | -0.55 |
USDCHF(米ドル/スイスフラン) | 7.58 | -13.12 |
USDCAD(米ドル/カナダドル) | -1.37 | -6.47 |
AUDUSD(豪州ドル/米ドル) | -4.82 | 0.18 |
NZDUSD(ニュージーランドドル/米ドル) | -3.2 | -2.4 |
マイナー通貨
銘柄 | 購入時スワップポイント | 売却時スワップポイント |
---|---|---|
AUDCAD(豪州ドル/カナダドル) | -5.95 | -2.32 |
AUDCHF(豪州ドル/スイスフラン) | 1.49 | -7.71 |
AUDJPY(豪州ドル/日本円) | 4.73 | -13.47 |
AUDNZD(豪州ドル/ニュージーランドドル) | -10.3 | -3.4 |
CADCHF(カナダドル/スイスフラン) | 3.37 | -9.27 |
CADJPY(カナダドル/日本円) | 7.89 | -15.71 |
CHFJPY(スイスフラン/日本円) | -2.73 | -10.93 |
CHFSGD(スイスフラン/シンガポールドル) | -33.21 | -5.71 |
EURAUD(欧州ユーロ/豪州ドル) | -10.66 | -4.76 |
EURCAD(欧州ユーロ/カナダドル) | -11.78 | -0.48 |
EURCHF(欧州ユーロ/スイスフラン) | 1.03 | -10.27 |
EURDKK(欧州ユーロ/デンマーククローネ) | -65.95 | -80.25 |
EURGBP(欧州ユーロ/英国ポンド) | -5.51 | 0.29 |
EURHKD(欧州ユーロ/香港ドル) | -52.13 | -82.83 |
EURHUF(欧州ユーロ/ハンガリーフォリント) | -195.57 | 120.93 |
EURJPY(欧州ユーロ/日本円) | 7.45 | -16.55 |
EURNOK(欧州ユーロ/ノルウェークローネ) | -109.3 | -98 |
EURNZD(欧州ユーロ/ニュージーランドドル) | -19.43 | -1.83 |
EURPLN(欧州ユーロ/ポーランドズロチ) | -89.62 | 11.08 |
EURSEK(欧州ユーロ/スウェーデンクローナ) | -89.42 | -94.52 |
EURSGD(欧州ユーロ/シンガポールドル) | -24.5 | -13.5 |
EURTRY(欧州ユーロ/トルコリラ) | -956.37 | -156.37 |
EURZAR(欧州ユーロ/南アフリカランド) | -418.98 | 104.62 |
GBPAUD(英国ポンド/豪州ドル) | -6.46 | -11.76 |
GBPCAD(英国ポンド/カナダドル) | -7.71 | -6.11 |
GBPCHF(英国ポンド/スイスフラン) | 4.98 | -15.22 |
GBPDKK(英国ポンド/デンマーククローネ) | -46.02 | -118.22 |
GBPJPY(英国ポンド/日本円) | 14.25 | -24.95 |
GBPNOK(英国ポンド/ノルウェークローネ) | -78.41 | -152.41 |
GBPNZD(英国ポンド/ニュージーランドドル) | -15.01 | -8.31 |
GBPSEK(英国ポンド/スウェーデンクローナ) | -56.18 | -148.08 |
GBPSGD(英国ポンド/シンガポールドル) | -22.08 | -20.48 |
NZDCAD(ニュージーランドドル/カナダドル) | -3.9 | -6 |
NZDCHF(ニュージーランドドル/スイスフラン) | 2.35 | -9.85 |
NZDJPY(ニュージーランドドル/日本円) | 6.29 | -17.21 |
NZDSGD(ニュージーランドドル/シンガポールドル) | -11.22 | -13.22 |
SGDJPY(シンガポールドル/日本円) | -7.59 | -7.73 |
USDCNH(米ドル/人民元) | 0.82 | -13.18 |
USDDKK(米ドル/デンマーククローネ) | -20.08 | -111.58 |
USDHKD(米ドル/香港ドル) | -0.19 | -12.11 |
USDHUF(米ドル/ハンガリーフォリント) | -159.32 | 65.48 |
USDMXN(米ドル/メキシコペソ) | -612.39 | 56.81 |
USDNOK(米ドル/ノルウェークローネ) | -43 | -155 |
USDPLN(米ドル/ポーランドズロチ) | -57.33 | -13.63 |
USDSEK(米ドル/スウェーデンクローナ) | -22.76 | -143.36 |
USDSGD(米ドル/シンガポールドル) | -14.84 | -19.84 |
USDTRY(米ドル/トルコリラ) | -772.19 | -272.19 |
USDZAR(米ドル/南アフリカランド) | -28.11 | -0.27 |
貴金属(メタル)
銘柄 | 購入時スワップポイント | 売却時スワップポイント |
---|---|---|
GOLD | −30.84 | 24.97 |
SILVER | −4.1 | 2.13 |
XMのスワップポイント計算方法
引用:XMTrading
XMでのリアルタイムなスワップポイントがどのように計算されているのか、気になるという方もいるのではないでしょうか。
ここでは、XMにおけるスワップポイントの計算方法や確認方法を解説していきます。
計算式
XMのスワップポイントは、以下の計算式によって算出されています。
「契約サイズ(1ロットの価値)」× 「小数桁(3桁の場合は0.001、5桁の場合は0.00001)」 × ロット数(取引数量) × スワップ値(前述した表を参照)
例えば、円建て口座でEURUSDを契約サイズ10万、小数5桁で1ロット購入した場合、売りスワップが2.78とすると以下の計算式で算出されます。
100,000 × 0.00001 × 1Lot × −9.82 = −9.82USD/日
USDJPY:130の場合、−9.82 × 130 = −1276.6JPY/日
上記の取引では、1日あたり9.82ドル(1276.6円)のマイナススワップとなることがわかりました。
なお、マイクロ口座での取引の場合は1Lotの通貨量が異なるため、上記の計算結果で出た数値を100分の1にした値が正しいスワップポイントとなります。
XMスワップ計算機とは
XMでは、上記の計算を自動的に行ってくれるスワップポイントの計算機を提供しています。
ここではその使い方を見ていきましょう。
ログインなども不要で、最新のスワップポイントをリアルタイムに計算可能です。
1.まずは、スワップ計算機にアクセスします。
2.「口座の基本通貨」「取引する通貨ペア」「取引を行う口座タイプ」「取引ロット数」を入力して、「計算する」ボタンをクリックします。
3.計算結果が下部に表示されます。
ただしこれは計算時のレートをもとに算出されているため、実際に取引する際はまた変動している可能性があることに注意しましょう。
MT4・MT5での確認方法
XMでは、MT4やMT5といった取引ツールを利用してスワップポイントを確認することも可能です。
ここではその手順を詳しく見ていきましょう。
1.XMのMT4/MT5を起動して、「気配値表示」画面を表示してください。
気配値表示画面が出てこない場合は、メニューから「表示」を選択して「気配値表示」を有効にすることで表示されます。
2.取引を行う通貨ペアを右クリックして、「仕様」をクリックします。
3.取引条件画面を一番下までスクロールすると、「買スワップ」「売スワップ」の数値を確認できます。
なお、MT4/MT5では発生したスワップポイントや付与されたスワップポイントを確認することもできます。
ポジションを決済していない際に発生しているスワップポイントの合計は、「ターミナル」内の「取引」タブから「スワップ」の項目で確認可能です。
ポジション決済後は、「ターミナル」内の「口座履歴」タブに「スワップ」項目として反映されます。
XMのスワップポイントで稼ぐコツ
スワップポイントは取引の損益に大きな影響を与えますが、実際にどのような点に注意することで利益に繋がるのでしょうか。
ここでは大きく2点に分けて、稼ぐコツを紹介します。
通貨ペアの特徴を理解する
1点目は、通貨ペアの特徴を理解することです。
スワップポイントは各国の金利差によって大きく異なるため、どの通貨ペアが高いスワップポイントを獲得できるのかを常に確認することが重要になります。
例えば、スワップポイントによる利益を目的として取引されることの多い通貨として挙げられるのが、トルコリラやメキシコペソです。
これらの通貨は政策金利が高く設定されており、低金利政策が進められている日本円やスイスフランなどとの通貨ペアでの取引が人気となっています。
このような通貨ペアの特徴をきちんと把握しておくことで、スワップポイントでの利益に繋げられます。
高金利通貨を長期間保有する
2点目は、高金利通貨を長期保有するという方法です。
XMは、高金利の通貨に高いスワップポイントが設定され、毎日付与されるという特徴があります。
これらの特徴を生かした投資手法として、高金利の通貨ペアを長期的に保有する方法でスワップポイントを効率よく獲得可能です。
ただし、この方法には注意点があります。
それはロスカットを防ぐために十分な証拠金が必要という点です。
スワップポイントを高く獲得できる高金利通貨はレートの変動が激しいものが多く、証拠金が足りないとすぐにロスカットとなる可能性があります。
XMのスワップポイント投資における注意点
スワップポイント投資はポジションを保有するだけで継続的に利益を出して安定して稼ぐことが可能ですが、いくつか注意点があります。
ここでは主に3つの注意点について解説していきます。
スワップポイントのみの出金は不可
1点目は、スワップポイントの利益のみを出金できない点です。
XMではスワップポイントによる損益はポジション決済時に確定し、そこで口座の残高に反映されます。
そのため、スワップポイントの利益だけは出金できません。
出金する際はポジション決済が必要であることを把握した上で、スワップポイント投資を行いましょう。
マイナススワップに注意
スワップポイントはマイナスになる場合もありますが、この数値にもしっかり目を配る必要があります。
マイナススワップになっている場合、決済時にマイナス分が減額されて口座に反映されます。
とくにオープンポジションのスワップポイントの場合、有効証拠金の計算にも含まれるためロスカットにも影響が出てくるのです。
また、マイナススワップはスワップポイントを狙った投資でない場合でも損益に大きな影響を与えます。
取引の際は常にスワップポイントの発生に注意するようにしましょう。
ハイレバレッジによる損失を意識する
先述したトルコリラやメキシコペソといった高スワップ通貨は、情勢が安定しないなどの理由からレートの変動が激しいというデメリットがあります。
そのため、急激に価格が変わることで獲得したスワップポイント以上の損失が発生する可能性があるのです。
とくに、ロスカットを防ぐための証拠金には気をつける必要があります。
長期投資に向いているXMのスワップポイントですが、突然のロスカットを防ぐためにも十分な証拠金を持った上で取引を実施しましょう。
XMのスワップポイント投資のリスク回避方法
それでは、スワップポイント投資のリスクを回避する方法には他にどのようなものがあるのでしょうか。
ここで紹介するのは、複数口座を使って投資することによるリスク分散です。
とくにスワップポイント投資では価格が変動しやすい高金利通貨を購入することで効率よく稼げるため、レート変動によるロスカットなどのリスクを軽減するためにも分散投資が大変有用です。
複数の口座に投資先を分散することで、1つの口座でロスカットが発生した場合でもほかの口座の利益でカバーできます。
XMでは1人8口座まで開設できるため、いくつかに分散して投資することをおすすめします。
ただし、業者間のスワップ差を狙った取引は規約により禁止されているため注意しましょう。
これは、同じ通貨ペアの反対ポジションを保有することによる両建てを複数の業者にまたがって行う行為です。
通常、XMでは両建てを行ってもスワップポイントでは利益が出ないように設定されています。
しかし、スワップポイントはFX業者により数値が異なるため、複数業者にまたがって両建てを行うことでプラスになる可能性があるのです。
この行為はXMでは明確に禁止されており、利益の帳消しや口座凍結といった罰則を受ける可能性があるため注意してください。
まとめ
スワップポイント投資はポジション保有のみで継続的に利益を得ることのできる投資方法です。
また、通常のFX取引でもスワップポイントは発生するため、不用意な損失を生まないためにもその仕組みをきちんと理解しておくことが大切になります。
XMは高金利通貨への高いスワップポイント設定と、ポイントが毎日付与されるという特徴から、スワップポイントに向いているFX業者です。
スワップポイント投資はリスクを理解し対策を取ることで安定した取引が可能となるため、FX取引の際はぜひ視野に入れてみてください。