海外FXで勝ちたいならスイングトレードが最もおススメの理由!
海外FXで取引するうえで最も利益を出しやすいのが「スイングトレード」です。
海外FXの多くはスプレッドが広く、また、ECN口座であっても一回の取引毎に5ドル~10ドルの手数料が発生するのが一般的です。
なので、スキャルピングトレードのように狙う値幅が狭かったり、取引回数が多くなったりするほど、取引コストがかさむため不利な状況になるといえます。
そこでおススメしたいのがスイングトレードです。
スイングトレードは一般的に狙う値幅が大きく、取引回数も少ないので、海外FXを使ううえでのデメリットを解消することができます。
スイングトレードとは
スイングトレードとは、数日~数週間単位の期間で行うトレードのこと、他のトレード方法と比べ獲得できる利益幅が最も大きいのが特徴です。
週足や日足の値動きを狙っていくイメージで、数日間保有することによりスワップポイントを獲得できるのもメリットの一つです。
スイングトレードで重要となるのが、「トレンド」の要素。
スイングトレードは相場の波に乗ることで利益を増やしていくことになるので、トレンドの分析が何より重要となります。
トレンドの分析方法については、このページの下部でご紹介しています。
海外FXでスイングトレードを行う3つのメリット
海外FXでスイングトレードを行うメリットは以下の通りです。
- ・スプレッド差や取引手数料の影響が少ない
- ・海外FXなら含み損に耐えやすい
- ・CFD商品を含む取引通貨ペアの選択肢が多い
スプレッド差や取引手数料の影響が少ない
一般的な海外FXのSTP口座では、メイン通貨のスプレッド差が2pips~5pips程度開いていることが多いです。
なので、スキャルピングをする場合はそれ以上の値幅を必然的に取る必要があるので、かなり不利な状態でスタートすることになります。
しかし、一度に50pips~100pips程度を狙うスイングトレードであれば、2pips~5pipsは誤差の範囲に収めることができます。
また、ECN口座の場合、ECN口座を利用するうえで発生する取引手数料に関しても、取引回数が比較的少ないスイングトレードなら抑えることが可能です。
海外FXなら含み損に耐えやすい
スイングトレードを行ううえで重要となるのが、「証拠金維持率」と「ロスカット水準」です。
海外FXのハイレバレッジでの取引であれば、証拠金維持率を高く保てるうえに、国内FX会社と比べてロスカット水準も低いので、スイングトレードをするうえで避けることができない含み損にも耐えやすいというメリットがあります。
国内FXの最大レバレッジは25倍、ロスカット水準は基本的に100%となっており、例えばドル円1ロット(1万通貨)の取引の場合ですと、約44,000円がロスカットされるボーダーラインとなっています。
一方で、海外FXのロスカット水準は20%に設定されていることが多いので、最大レバレッジが500倍と推定すると、ロスカットされる水準は約2,200円と同じ金額でもかなりの差が発生します。
大手海外FXのロスカット水準一覧
- ・XMTrading 20%
- ・AXIORY 20%
- ・TitanFX 20%
- ・Land-FX 30%
レバレッジが高くてロスカット水準が低い、これが海外FXでスイングトレードを行う大きなメリットの一つです。
CFD商品を含む取引通貨ペアの選択肢が多い
海外FXで取引できる銘柄数は、60種類~100種類以上と国内FX会社と比べるとかなり豊富となっています。
大手海外FX会社の取引銘柄数一覧
- ・XMTrading 99銘柄
- ・TitanFX 75銘柄
- ・Axiory 77銘柄
- ・iFOREX 63銘柄
取引銘柄の選択肢が多い海外FXであれば、その時点でトレンドが発生している通貨ペアやCFD商品を選んで取引することがより可能となるため、スイングトレードを行ううえでチャンスを見つけやすくなるのがポイントです。
海外FXでスイングトレードを行うデメリット
一方で、海外FXでスイングトレードを行うと以下のようなデメリットもあります。
- ・ハイレバレッジを利用するとすぐにロスカットされやすい
- ・スワップポイントが少ない海外FX会社がある
ハイレバレッジを利用するとすぐにロスカットされやすい
海外FXでは500~1,000倍のハイレバレッジを利用することが可能となっています。
しかし、ロット数を高くしてしまうと利益が増えるのに伴って含み損も増大してしまうため、スイングトレードでロット数の高い取引をしてしまうとあっという間にロスカットされてしまいかねません。
例えば、FBSでは3,000倍のレバレッジが利用できますが、フルにレバレッジを利用してしまうとたった数pips逆方向に動いただけで損切りとなってしまいます。
それでは、海外FXの高めの証拠金維持率と低めのロスカット水準というせっかくのメリットがなくなってしまいます。
なので、海外FXでスイングトレードをするにはロットの調整に気を付ける必要があります。
スワップポイントが少ない海外FX会社がある
海外FX会社のスワップポイントの設定は特に様々ですが、海外FX会社によっては他のFX会社と比べてプラススワップが少なく、逆にマイナススワップは大きいというFX会社があります。
(例)FBSのドル円のスワップポイント
こういった海外FX会社でスイングトレードを行う場合、マイナススワップでせっかく得た利益を目減りさせないようにすることも重要となっていきます。
海外FXのスイングトレードで基本となる4つのポイント
海外FXでスイングトレード行ううえで、基本となるのが以下の4つのポイントです。
- ・トレンドに従う
- ・指値や逆指値を上手に活用する
- ・スワップポイントに気を付ける
- ・低ロットで行う
トレンドに従う
スイングトレードで最も基本となるのが、トレンドに沿って取引を行うということです。
上昇相場で買い、下降相場で売り、というように基本的には週足・日足・四時間足・といった長期トレンドに対して順張りを行うのが、スイングトレードのポイントです。
トレンドを見極める方法は後ほど詳しく解説します。
指値や逆指値を上手に活用する
指値注文や逆指値注文による、利確や損切りを行うことも重要です。
特にスイングトレードの場合、ついつい想定以上の含み損に対して耐えようとしてしまうことがあります。
そういったことを防ぐためにも逆指値を活用することをおススメします。
例えば、高値と安値を切り上げている状態(上昇相場)の場合は、前回安値か前々回安値に逆指値注文を出しておきます。
逆指値注文を適切な箇所に設定しておくことで、必要以上の含み損に耐えた結果トレンドが転換してしまい、ますます大きな損失となってしまうリスクを防ぐことができます。
スワップポイントに気を付ける
繰り返しになりますが、海外FX業者によってそれぞれ設定されているスワップポイントに気を付ける必要があります。
特に避けなければならないのが、マイナススワップが発生するポジションを長期間持ってしまうことです。
マイナススワップのポジションを持つと、その期間に発生するマイナスの利息をこちらが払わなくてはならないようになるので、あまり良い選択肢とはいえません。
なので、スイングトレードを行うのであれば、できるだけプラススワップとなる通貨ペアを選んで取引することが重要です。
低ロットで行う
海外FXはハイレバレッジによる取引が可能ではありますが、証拠金ギリギリまでポジションを持ってしまうと、スイングトレードで発生する含み損の期間に耐えられず、結果的に勝率が大幅にダウンしてしまうことになります。
これを避けるためにも、海外FXでスイングトレードをする場合は、低ロットでゆっくりと取引することが大事です。
勝率のことを考えると、少なくても100pips~200pips程度の含み損にも耐えられるくらいのロット数が目安となります。
おススメのインジケータを使ったスイングトレード方法を解説
それでは実際に、おススメのインジケータを使ったスイングトレード方法を解説します。
どのインジケータでも重要となるのが、トレンドの見極めです。
「どちらの方向にトレンドが発生しているか?」ということを念頭に、チャート分析をしていきましょう。
移動平均線を使ったスイングトレードの実例
移動平均線とは一定期間の平均価格を算出して表示させることができるツールのことで、最も多くのテクニカルトレーダーに使われているインジケータです。
移動平均線には様々な種類がありますが、今回は単純移動平均線を使っています。
今回表示させる移動平均線ですが、20SMA(青)・50SMA(黄)・100SMA(赤)の3本を表示させています。
- EURJPY日足
このように、上から順に20SMA(青)→50SMA(黄)→100SMA(赤)となっている場合は上昇トレンド、逆に下から順に100SMA(赤)→50SMA(黄)→20SMA(青)となっている場合は下降トレンドと考えることができます。
現在のEURJPYの状況ですと、長期トレンドは上昇トレンドとなっていることがわかるので、日足では買いでスイングトレードをしたい局面となっています。
イメージ
「日足の方向はわかったが、どのタイミングで買えばいいのか?」という疑問に対しては、下位足による分析が必要です。
EURJPYの一時間足を見ると、長い期間にわたって下落トレンドが発生していたことがわかります。
ですが、日足の押し目買いポイントが近づくにつれて、下落の勢いが弱くなっており、現在はレンジ相場となっていることが確認できます。
このまま下落トレンドが上昇トレンドへ転換する可能性が高いので、スイングトレーダーはこういった局面でポジションを持つことが多いです。
仮に日足の前回高値122.710まで狙うとしたら、約200pips以上を取ることが可能です。
まとめると、日足といった長期足のトレンドを移動平均線で確認したらすぐにエントリーするのではなく、四時間足や一時間足といった下位足の戻りを見極めつつ、下位足の移動平均線のトレンド転換で買いもしくは売りを入れるということです。
MACDを使ったスイングトレードの実例
MACDは短期の移動平均線と中長期の移動平均線を使用することで買いと売りを判断できるツールのことで、ベースは先ほどご紹介した移動平均線になります。
ただし、MACDのほうがエントリーポイントはわかりやすく、初心者でも長期トレンドに沿ったトレードが可能となります。
MT4搭載のMACDで説明しますと、水平線より上にヒストグラムがある場合は上昇トレンド、下にヒストグラムがある場合は下降トレンドと判断することができます。
上昇トレンドの例
下降トレンドの例
買いの場合はヒストグラムが移動平均線を上抜けたタイミングで買います。
逆に、ヒストグラムが移動平均線を下抜けた場合は売りでエントリーします。
先ほどの移動平均線と違って、エントリーのタイミングも表示してくれる点がMACDの優れているポイントとなります。
FX初心者に最もおススメなのがこのMACDを使ったスイングトレードとなります。
ボリンジャーバンドを使ったスイングトレードの実例
最後にご紹介するのがボリンジャーバンド(20)を使ったスイングトレードです。
ボリンジャーバンドは移動平均線に加えて、相場の変動幅(ボラティリティ)を一定期間の価格データから算出し、統計学的(正規分布)な観点を加えたインジケータとなります。
理論上、ボリンジャーバンドの±σ1内にローソク足が収まる確率が約68%、±σ2内にローソク足が収まる確率が約95%となっています。
また、ボリンジャーバンドの特性として「スクイーズ」と「エクスパンション」、そして「バンドウォーク」というものがあります。
スクイーズは縮小、エクスパンションは拡大、というようにボリンジャーバンドの形が変化します。
スクイーズのときはレンジ状態、エクスパンションはトレンドの発生時に起こる現象なので、エクスパンション発生後に進んでいる方向がトレンド方向と考えることができます。
また、バンドウォークは下記画像のように±2σ外で価格が推移している状況で、強くトレンドが発生しているということがわかります。
ボリンジャーバンドは売買の目安としても使うことができます。
例えば、下記画像のように上昇トレンドに沿って、-1σもしくは-2σで反発(陽線発生)したタイミングで買いエントリーをするということもできます。
このように、ボリンジャーバンドのσは意識されることが多いので、売買ポイントとしての目安として使えるのも大きなメリットとなっています。
まとめ
海外FXでスイングトレード行うと、海外FXを利用するうえでネックとなるスプレッドやECN口座の手数料の影響を受けにくくなるという大きなメリットがあります。
他にも海外FXでスイングトレードをするメリットとして、レバレッジが高いことによる証拠金維持率の高さや、ロスカット水準が低いことによって含み損の許容範囲が広がるというメリットが挙げられます。
海外FXでスイングトレードをするうえでの注意点として、証拠金ギリギリまでロットを上げないようにすること、マイナスのスワップポイントに気を付けるということが重要です。
低ロットのエントリーで大きな波(トレンド)に乗ってじっくりと利益を伸ばす、これがスイングトレードで勝ち続けるために必要な考え方となります。
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