更新:2023.02.27 作成:2020.08.02

グルトレとは?放置しても稼げると評判のFX取引手法を徹底解説!

これまでにたくさんのFXで儲けるための取引手法が開発されてきました。その一つがグルグルトレイン、通称グルトレと呼ばれている手法です。この手法は、放置するだけで稼げるといわれています。

 

この記事では、グルトレとはそもそも何なのか、その基本的内容、グルトレの注文方法などを紹介します。この記事を読めば、FXで自分の資金を上手に増やすための手法がひとつ増えるでしょう。

 

そもそもグルトレとは?

簡単にいうと、グルトレとはレンジ相場を利用して細かく利益確定していく両建て手法です。

 

FXの為替相場には、大きく分けると2種類の動きをする相場があります。

 

特徴

相場全体での割合

トレンド相場

値が上昇もしくは下降の一方向に強く動く

上昇か下降のみの判断なので利益が取りやすい

為替相場全体の30%

レンジ相場

値が上下に細く動く

上昇トレンドと思ってポジションを取ったらレンジ相場だったので損失を出すというケースがよくある

為替相場全体の70%

 

為替相場の動きの中で30%の割合でしか出現しないトレンド相場だけを狙い、そこで毎回利益を出し続けるのは難しいです。

 

FXで利益を上げるには、相場の70%を占めるレンジ相場で勝つ方法を見つけなければならないというわけです。

 

そこでレンジ相場に対応しながら、トレンド相場にも対応できるトレード手法として考え出されたものがグルグルトレイン、通称グルトレです。

 

グルトレの考案者は誰?

グルトレの考案者は「川崎ドルえもん」さんです。FXを始めた最初の3年間は、損失ばかりの日々でした。朝に注文したポジションのことが気になるあまり本職が手に付かない生活を送っていたそうです。

 

建てたポジションが気になり日常生活が破綻しかけている状況に直面したとき、「ポジションを気にせず稼げる方法はないだろうか」と考えたわけです。

 

そして500回以上の計算をし、ポジションを気にせず放置しても稼げる手法として編み出されたのがグルグルトレインです。

 

グルトレの基本となる考え方

 

グルグルトレインの具体的な手法を理解するには、まずその基本的な考え方を学ばなければなりません。次にグルトレの基本となる考えを紹介します。

 

まずは1円グルトレを理解する

(引用:http://kawasakidoruemon.com/gurutore/

 

上の図が基本となる1円グルトレの注文方法です。注文方法を説明します。

 

目的

通貨枚数

注文方法

注文数

子本体ロング

50pips利益確定のためのロングIFD注文

1,000通貨

10pipsずつずらしながら注文

10銭幅で合計10個

子本体ショート

50pips利益確定のためのショートIFD注文

1,000通貨

10pipsずつずらしながら注文

10銭幅で合計10個

 

注意点としては、子本体が運用中に決済されたら再度注文を入れることです。

 

目的

通貨枚数

注文数

サポート

両建てで問題となる

含み損を解消するための

指値注文

1万通貨

1個

 

サポートの通貨枚数は、子本体1個の通貨枚数の10倍にするのが基本です。

 

買いの指値注文はグルトレロング、売りの指値注文にすればグルトレショートといいます。

 

注意点は、サポートはグルトレ終了まで持ちっぱなしにして決済しないという点です。

 

1円グルトレは以下の3つを1セットとした注文をするということです。

 

子本体ロング

買いのIFD注文

10個

子本体ショート

売りのIFD注文

10個

サポート

売りもしくは買いの指値注文

1個

注文合計

21個

 

この21個の注文からなる1セットが「1円グルトレ」です。この1円グルトレがグルグルトレインを行うための最小単位となります。

 

1円グルトレの注文の具体例

 

21個の注文を具体的にどのように行うのか数字を挙げて説明します。一例を挙げると以下の表のようになります。

 

子本体ロング

子本体ショート

サポート

注文

価格

注文

種類

通貨

枚数

利益確定価格

注文

種類

通貨

枚数

利益確定価格

注文

種類

通貨

枚数

100.9

買いIFD

1,000

101.4

売りIFD

1,000

100.4

100.8

買いIFD

1,000

101.3

売りIFD

1,000

100.3

100.7

買いIFD

1,000

101.2

売りIFD

1,000

100.2

100.6

買いIFD

1,000

101.1

売りIFD

1,000

100.1

100.5

買いIFD

1,000

101

売りIFD

1,000

100

100.4

買いIFD

1,000

100.9

売りIFD

1,000

99.9

100.3

買いIFD

1,000

100.8

売りIFD

1,000

99.8

100.2

買いIFD

1,000

100.7

売りIFD

1,000

99.7

100.1

買いIFD

1,000

100.6

売りIFD

1,000

99.6

100

買いIFD

1,000

100.5

売りIFD

1,000

99.5

指値/

逆指値

1万

1円グルトレの注文ルール

 

1円グルトレの注文をするときには、以下の2つのルールを徹底させます。

 

●子本体ロングと子本体ショートは、買いもしくは売りかIFD注文という違いしかなく、両者の間の利益確定幅・注文間隔・通貨枚数は必ず同じにする

●サポートの向きと反対の子本体は1円ごとにサポートと同じ通貨枚数にする

グルトレの注文方法

 

次にグルトレの注文方法を紹介します。

 

まずは通貨ペアを選び、その通貨の相場の動きを予想します。その予想に基づきグルトレロングにするかグルトレショートにするかを決定します。

 

さらに、相場がどれくらいの幅で上下するのか予想し、そのレンジ幅内に1円グルトレを並べます。

 

これらの手順をもう少し詳しく解説します。

 

サポートをロングにするかショートにするか決める

 

通貨ペアを選び今後の相場の動きを予想します。予想に基づきサポートのポジションを決定します。

 

予想

サポートのポジション

注文

上昇

グルトレロング

買いで指値注文

下降

グルトレショート

売りで指値注文

 

この部分は、テクニカルやこれまでのトレーダーとしての経験を活かし、裁量判断しなければならない大事な作業です。

 

想定したレンジ幅に1円グルトレを並べる【グルトレの連結】

 

自分が想定しているレンジ相場のレンジ幅に1円グルトレをいくつも並べます。これはグルトレの連結と呼ばれます。

 

たとえば、相場が10円の幅で上下に動くと予想します。その場合1円刻みで1円グルトレを10個並べるわけです。

 

109円~110円

1円グルトレ

21個の注文をセット

108円~109円

1円グルトレ

21個の注文をセット

107円~108円

1円グルトレ

21個の注文をセット

106円~107円

1円グルトレ

21個の注文をセット

105円~106円

1円グルトレ

21個の注文をセット

104円~105円

1円グルトレ

21個の注文をセット

103円~104円

1円グルトレ

21個の注文をセット

102円~103円

1円グルトレ

21個の注文をセット

101円~102円

1円グルトレ

21個の注文をセット

100円~101円

1円グルトレ

21個の注文をセット

 

10円のレンジ幅と予想した場合、合計210個の注文となります。これを手作業で注文するのはとても大変です。

 

最初のうちは、スタート地点となる価格を決めて、そこから上に2円のグルトレ、下に2円グルトレを連結させた合計4円のグルトレから始めることができます

相場の動きを見ながら、1円グルトレを追加したり、外したりするという方法で取引できるでしょう。

グルトレでどれくらい利益が出るの?

 

グルトレの実践方法は理解できましたが、これを実際に運用すればどれくらい利益が出るのかを次に紹介します。

 

1円グルトレで相場の価格が1円上昇した場合

 

先ほど紹介した1円グルトレを運用し、相場の価格が100円から101円に上昇した場合、どれくらいの利益になるのか計算しました。

 

上の図にあるように、100円から101円に値が上昇すると、子本体ロングの6個が決済され、残りの4つは階段状に利益を出します。

 

逆に、子本体ショートは寒暖上に損失を生み出しています。

 

サポートロングは1万円の利益です。これらを合計して損益を計算します。

 

計算方法

合計

子本体ロング

500円×6=3,000円

400円+300円+200円+100円=1,000円

+4,000円

子本体ショート

-1,000円-900円-800円-700円-600円-500円-400円-300円-200円-100円=-5,500円

-5,500円

サポートロング

+10,000円

1円グルトレ1円値が上昇したときの利益

+8,500円

 

1円グルトレを運用して、予想通りに値が1円上昇すれば8,500円の利益が出ます。

 

またこの図表からわかるように、サポートの指値注文の役割りは、子本体ショートの含み損をカバーし、子本体ロング・子本体ショート・サポートのトータルで利益になるようにすることです。

グルトレで儲かるパターン

グルグルトレインを利用するとどんなパターンのときに儲けることができるのか次に紹介します。

 

1.予想通りにレートが動いた場合

 

予想通りにレートが動けば利益が出ます。

 

予想通りにレートが上昇した場合を例にします。予想通りに値が上昇すれば、子本体ロング(買いポジション)が値動きと連動して次々に利益確定していきます。

 

逆に、子本体ショート(売りポジション)は段階的に含み損を抱えます。

 

しかしグルトレロング(買いの指値注文)が子本体ショートの含み損を操作します。トータルで計算すると子本体ロングの利益が残るというわけです。

 

2.一定のレンジ幅で値が上下する場合

 

一定のレンジ幅で値が上下するときも利益が出ます。

 

レートが上下するときに、子本体ロングと子本体ショートがヒットし利益確定できます。サポートは上下動により損益が相殺されます。結果としては、子本体ロングと子本体ショートの利益確定した分が利益になるというわけです。

 

3.レートが予想とは逆行してから再び戻ってきた場合

 

予想とは反対にレートが大きく逆行することがあります。たとえばロングと予想したのに大きく値が下落するということです。

 

こうなれば子本体とサポートのトータルでの損益は、損失が大きく上回ることになります。

 

一例として値が上昇すると予想してグルトレロングのサポートを建てた場合を考えます。

 

予想に反して逆方向に値が動けば、スタート地点の下に連結された子本体ショートが「売り」で利確します。

 

しかし子本体ロングとグルトレロングは含み損を抱えていきます。

 

ここからレートが再びスタート地点へ戻る動きを見せるなら、子本体ロングが発動し、抱えていた含み損を解消しながら利益確定していきます。

 

サポートのグルトレロングも値が戻る動きに合わせて、含み損を解消していきます。完全にスタート地点の値まで戻らなくても、およそ2/3値が戻れば、利益が出ます。

 

ですから、グルトレにおいて予想が外れ序盤に損失が出た場合、仮の損失を耐えて、値が戻るのを待つというのが基本スタイルになります。

 

レートが逆行して戻らないことが最悪のケース

 

グルトレではレートが予想と反して逆行しても、値が戻ればそこに利益を出すチャンスが生まれます。

 

しかしレートがどんどん予想とは逆に進んでいき戻らないという場合は最悪です。たとえば、値が上昇すると予想したのに、相場の値動きはどんどん下降していくとします。そうなると、子本体ロングの含み損とグルトレロングの含み損の両方が増えていきます。

 

こうしたケースにはまると、含み損が拡大し証拠金を維持することができなくなり、ロスカットという結果になりかもしれません。

 

もしグルトレでこうしたケースにはまったならば、残りの資金を保護するために、どこかの時点で勇気を出して損切りするしかありません。

 

グルトレで利益もしくは損失となるパターン

 

先ほど紹介したパターンを図にすると以下のようになります。

 

グルトレで必要な日常管理

 

グルトレは放置しても儲かるといわれていますが、実際はある程度の日常管理が必要です。次にその点について紹介します。

 

子本体が決済されていればIDF注文を再設定する

 

1日に1回はログインし子本体が決済されていればIDF注文を再設定しましょう。これは慣れてくれば数分程度の作業となります。その後は、基本的に次の日まで放置していても問題ありません。

 

相場をチェックして連結を増やしたり減らしたりする

 

最初は4円の連結くらいからスタートし、慣れてくれば6円、10円と増やすことができます。

 

ある程度の1円グルトレを連結させているならば、ときどき相場をチェックし、値動きを予想して連結を増やしたり、解除したりできるでしょう。もしレートが予想とかなり逆行して戻る様子がないのであれば、損切りして再スタートすることも必要です。

 

グルトレロングとショートをうまく使い分ける

 

運用期間はテクニカルなどを参考にし2週間から2ヶ月程度運用できます。考案者の川崎ドルえもんさんは、日足のテクニカルを参考にしてグルトレロングとショートを使い分けているそうです。

 

仮損失に耐えれる証拠金を持っておく

 

グルトレは仮損失を耐えて、反転して値が戻ったときに利益を得るのが基本スタイルです。ですから何円下降すれば、仮損失がいくらになるか把握することが大切です。

 

さらに仮損失に耐えながら証拠金を維持する必要もあります。

 

ちなみに川崎ドルえもんさん自身がグルトレに必要な資金について次のようにつぶやいていました。

海外FX業者XMでグルトレを試してみる

 

グルトレに挑戦するにはある程度の資金とトレードの経験が必要です。その点で海外FX業者の利用をおすすめします。

 

たとえば、海外FX業者のXMでは、誰でも最大5つまでのデモ口座を無料で開設できます。デモ口座を開設しグルトレのやり方を学ぶことができるでしょう。

 

さらに、XMのリアル口座では最大888倍のレバレッジを利用して取引可能です。資金がある程度しかなくても、ある程度の量の通貨を取引できます。

 

この機会にXMにデモ口座、もしくはリアル口座を開設し、グルグルトレインを試してみることができるでしょう。

 

まとめ

 

レンジ相場を利用して細かく利益確定していく両建て手法がグルグルトレインでした。

 

グルトレで利益が出るパターンとしては次の3つがありました。

 

●レートが予想通りに上昇・下降した場合

●レンジ相場

●レートが予想とは逆行しても値が戻った場合

 

しかしレートが予想とは逆行しそのまま値が戻らなければ、グルトレには最悪の結果が待っています。その場合は損切りの決断を速やかに下しましょう。

 

グルトレを成功させる鍵は、相場の値動きが上昇するか下降するかを正確に予想する知識と経験です。相場の動きがある程度読めるようになれば、グルトレに挑戦することができるでしょう。

 

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