更新:2020.05.01 作成:2020.05.01

【画像解説有】海外FXでフィボナッチを使ったトレード方法を解説!

海外FX フィボナッチ

皆さんは「フィボナッチ数列」という言葉をご存知でしょうか?

元々は自然界に存在する黄金比(法則)を数学的に表したものが、このフィボナッチ数列です。

現在のところ、フィボナッチ数列が最も利用されているのがFX業界といっても過言ではありません。

フィボナッチをFXトレードに利用することで、上昇相場の押し目買いポイント下降相場での戻り売りポイントが予測できるようになるのです。

多くのテクニカルトレーダーに使われているフィボナッチを理解することで、売買するうえで重要となる価格帯をしっかり意識することができるようになります。

そこで今回は、フィボナッチを使った実践的なトレード方法を解説。

フィボナッチをこれまで知らなかった方はもちろん、既に知っている方も今回の記事を読むことでフィボナッチへの理解をより深めることができますので是非チェックしてみてください。

海外FXでも通用するフィボナッチとは

海外FX フィボナッチ
そもそもフィボナッチとは何なのか?

まずはフィボナッチについて簡単にご説明させていただきます。

FXでよく使われるフィボナッチとは、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチ氏が研究した「フィボナッチ級数」が元になっています。

フィボナッチは自然界の現象に数多く見られる数字の関係性として知られており、植物の花びらの数や葉の付き方、巻貝やピラミッドといったものにまでフィボナッチ数の関係性が見られるのが特徴です。

そしてこのフィボナッチは、自然界や人工物だけでなく、なんとFXのチャートにも応用することができるのです。

フィボナッチ級数とは、やや難しい話にはなりますが、連続する2つの数の和がその上位の数になる数の並びのことです。

3.5.8.13.21.34……と続いてゆくフィボナッチ数列をよく見ると、3=1+2 5=2+3 8=3+5 13=5+8 21=8+13 34=13+21・・・と言うルールで並んでいることがわかります。

その他にも、フィボナッチ数はどの数も上位の数の0.618の近似値倍になるというルールや、どの数も2つ上位の数に対しては0.382の近似値倍になるというルールがありますが、この部分を詳しく理解しておく必要はありません。

FXで重要となるのは38.2%と61.8%という数字、このポイントが押し目買いや戻り売りのポイントとして意識されやすいということをまずは理解しておいてください。

何故フィボナッチがFXで通用するのか?

何故フィボナッチがFXで通用するかといえば、投資家心理と深く関係があります。

特に現在は多くのトレーダーにフィボナッチ数列が意識されるようになっているので、その結果として、38.2%61.8%のポイントが実際に重要な価格帯となるのです。

例えば、「上昇トレンドが発生しているな・・・まずはフィボナッチの38.2%まで戻るのを待って買いで入ろう!」とか「逆張りトレードで利益が出ているけど、そろそろフィボナッチの61.8%に差し掛かるから利確しよう」といった形で、フィボナッチを意識する投資家心理が実際の値動きに影響を与えていることがわかります。

フィボナッチはあくまで心理的な節目となりますが、他に押し目買いや戻り売りポイントが見つからない場合は、特にフィボナッチが意識されることとなります。

投資家にフィボナッチ数列が意識されることで、実際の値動きにも影響を与えることになる、これが、フィボナッチ数列がFXで通用する大きな理由です。

海外FXでフィボナッチを使う方法

それではフィボナッチを海外FXで使う方法を解説します。

今回解説するのは、海外FXの基本的な取引プラットフォームであるMT4で「フィボナッチ・リトレースメント」を使う方法です。

MT4ではフィボナッチ・リトレースメントが標準装備されているので、すぐに使うことが可能です。

フィボナッチをMT4で使うには、MT4を起動し「表示」から「ツールバー」を選択、「ライン等」をクリックして、ツールバーを表示させます。

海外FX フィボナッチ

表示されたライン等のツールバーから、「フィボナッチ・リトレースメント」をクリックします。

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次に、押し目買い(戻り売り)ポイントを知りたい部分の高値から安値まで線をひきます。

海外FX フィボナッチ

フィボナッチ・リトレースメントの操作方法はこれだけ、これでフィボナッチを意識したトレードが可能となります。

フィボナッチの3つのポイントとは

海外FX フィボナッチ

フィボナッチの使い方は簡単ですが、フィボナッチを上手に使うためにはいくつかコツがあります。

どこの高値と安値にフィボナッチ・リトレースメントを引いても通用するというわけではありません。

フィボナッチによるトレードで成果を上げるためには、フィボナッチが通用しやすい場面を把握しておくことが重要です。

そこで今回は3つのポイントにわけて、フィボナッチを使ったFXで勝率を上げる方法を解説します。

高値と安値を見極める

フィボナッチを使ううえで最も重要となるのが、「どこの高値と安値にフィボナッチを引くべきか?」ということです。

それを知るためにはまず、「現在どこのラインが他のトレーダーに意識されているか?」ということを考える必要があります。

先ほど説明した通り、フィボナッチは投資家心理と深く関係があるので、投資家心理を意識しながらフィボナッチ・リトレースメントを引くことで、より有効なラインを知ることができるのです。

それでは以下の画像を見てください。

海外FX フィボナッチ

このチャートにフィボナッチ・リトレースメントを引いて、押し目買いポイントを探すにはどこの高値と安値にフィボナッチ・リトレースメントを引くべきでしょうか?

一般的な正解はこちらです。

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フィボナッチ・リトレースメントを引くうえでコツとなるのが、その時点で最も安い安値から最も高い高値でまずはフィボナッチを算出してみるということです。

上記のチャートでは実際にフィボナッチが意識され、61.8%が押し目買いポイントとして機能しました。

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慣れないうちは「どこにフィボナッチ・リトレースメントを引いたらいいの分からない」ということもあるかと思いますが、大事なのは「多くの人がどこの高値と安値を見ているか」ということであることを忘れないようにしてください。

上位足で使うことが大前提

フィボナッチ・リトレースメントを、1分足や5分足といった短期足に引くことはできるだけ避けるべきです。

何故かというと、短期足になるほどフィボナッチが意識されにくく、逆に1時間足や4時間足といった長期足になるほどフィボナッチは意識されやすくなるからです。

短期足はスキャルピングトレーダーといったトレーダーには意識されますが、デイトレーダーやスイングトレーダーにはあまり意識されません。

しかし長期足の値動きはスキャルピングトレーダーをはじめ、多くのトレーダーに意識されるため、必然的にフィボナッチが意識されやすくなるわけです。

これがフィボナッチをできるだけ上位足に限定して利用すべき理由となります。

フィボナッチで最も意識すべきは38.2%と61.8%

フィボナッチ数列には38.2%と61.8%の他にも、23.6%や50.0%といった他の数字を使うこともできますが、できるだけ38.2%と61.8%のみを意識することが重要です。

その理由は単純で、最もトレーダーに意識されるフィボナッチのポイントが38.2%と61.8%だからです。

特に61.8%は意識されることが多く、このラインが最終的な押し目買い・戻り売りポイントとなることが往々にしてあります。

他のラインを意識することがダメというわけではありませんが、あまりに多くの線を意識してしまうといわゆる「ダマシ」に遭う可能性も高まってしまうので、フィボナッチを使い始めた最初のうちは特に、見るポイントをできるだけ絞っておくほうが大事です。

【実践編】フィボナッチを使って分析する方法をレクチャー

海外FX フィボナッチ

それでは実践編として、2020年2月現在の各通貨ペアのチャートを用いて、フィボナッチ・リトレースメントを使って分析する方法を具体的に解説します。

実際の値動きを使って分析していきますので、是非フィボナッチ分析の参考にされてみてください。

2020年2月3日のUSDJPYをフィボナッチで分析!

まずは、USDJPYを分析してみましょう。

前述したとおり、長期足になるほどフィボナッチの重要性が高まります。

なのでまずは日足から順に、フィボナッチを使って分析していきます。

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日足を超長期的に見ると、日足で発生している上昇トレンドが戻り売りポイントとなる61.8%で何回か抑えられていたことがわかります。

また、日足の上昇トレンドに対してフィボナッチを引いてみると、

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前回は38.2%で反発しており、今回も38.2%(108.60付近)で反発する可能性が高いことが予測されます。

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日足をフィボナッチで分析した結果、超長期の下降トレンドでは61.8%となる109.34付近が戻り売りポイント、日足の上昇トレンドは38.2%が意識されており、次回は108.60付近で反発する可能性が高い、と考えることができます。

それでは次に、4時間足を分析してみます。

4時間足では下落トレンドが発生中、前回と前々回は23.6%と38.2%の間が戻り売りポイントになっていることが確認できます。

海外FX フィボナッチ

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仮に次回も23.6%と38.2%の間が意識されると仮定した場合、108.90が戻り売りポイントになる可能性が高いと考えられます。

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最後に1時間足を見てみましょう。

1時間足も下降トレンドが発生中、前回の高値と安値にフィボナッチを引いてみると、やや上回ってはいますが61.8%が意識されている可能性が高いことがわかります。

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現在の価格にフィボナッチを当てはめてみると、61.8%となるのが大体108.80となっており、4時間足の分析結果と合わせると108.80~108.90が戻り売りポイントとなりそうなことがわかりました。

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まとめると、日足の上昇トレンドの押し目買いポイントは108.60付近が意識、4時間足以下の下降トレンドは108.80~108.90が戻り売りポイントとして機能しそうです。

このように、買いと売りの両方のシナリオを考えておくこともフィボナッチを使ったトレードで勝率を高めるうえで重要となります。

2020年2月3日のGBPUSDをフィボナッチで分析!

それでは同じ手順でGBPUSDを分析してみましょう。

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日足では上昇トレンドが発生中、上昇トレンドの初動をフィボナッチで確認してみると見事に61.8%が意識されていたことがわかります。

次のラインをどこに引くかわかりづらいですが、とりあえず多くのトレーダーに意識される可能性が高い、安値1.2194と高値1.3513にフィボナッチを引いてみます。

そうすると現在は38.2%が意識されていて、このラインで何度か反発しているものの、上がりきれていないことがわかります。

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また、高値1.3513を天井と仮定して、直近で安値をつけたポイントにフィボナッチを引いてみると61.8%で綺麗に戻り売りされていることが確認できました。

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というわけで、日足上昇トレンドの押し目として意識されそうな61.8%のラインまでは売り目線で考えつつ、4時間足以下の様子を見ていきましょう。

四時間足以下はレンジとなっていてわかりづらい状況、こういうレンジ相場の局面だとフィボナッチを使ったトレードは不向きといえます。

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試しに直近の安値と高値にフィボナッチを引いてみても、61.8%で反応していないことからフィボナッチが意識されていないことがわかりますね。

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こういう風にトレンドが発生していないときには、無理にフィボナッチを引かないことも重要です。

特にFX初心者の頃はフィボナッチをついついこういうレンジ相場でも引いてしまいがちですが、フィボナッチのラインはできるだけ多くの投資家に意識されなければ意味はないので、無理やり引かないように注意しましょう。

それでは最後に1時間足を見てみます。

1時間足では上昇の勢いが強く、現在ちょうど61.8%に差し掛かっている場面です。

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仮に1時間足の上昇トレンドに対して押し目買いをするのであれば、このポイントで反発を待って買っていきたいところ。

ただし、このラインが必ず意識されるというわけではない点に注意が必要です。

最後に、日足の状況も考慮して売り目線で考えるためにも、逆にも引いてみましょう。

※一時間足では見にくいので15分足のチャートで引いています。

前回の値動きを見ると23.6%が意識されている可能性がややあります。

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これを現在の値動きに当てはめると、1.3095が戻り売りポイントとして第一候補と考えることができます。

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ただし、このラインが他の投資家に意識されている可能性は非常に低いので、今回のGBPUSDをフィボナッチ分析した限り、まずは4時間足のレンジ相場を抜けて、トレンドがしっかり発生するまでは取引を控える必要があるといえるでしょう。

というわけで今回の分析では、GBPUSDの取引はレンジ状態であるため、様子見を優先したほうがいいということがわかりました。

まとめ

海外FX フィボナッチ

自然界に存在する黄金比を表しているフィボナッチ数列は、FXに利用できることが判明して以来、多くのテクニカルトレーダーに利用されている分析方法となっています。

フィボナッチをFXトレードに応用することで、上昇トレンドに対する押し目買いポイント、下降トレンドに対する戻り売りポイントを予測することが可能となっています。

特に38.2%61.8%は多くの投資家に意識されている結果として、実際にこのラインで反発が起こっている場面を今回の分析例で何度か確認することができました。

フィボナッチは使い方こそ簡単ですが、非常に奥が深い分析方法となっており、何が正解で何が不正解というものも基本的にはありません。

最初はフィボナッチ・リトレースメントをどこに引いたらいいかわからないことも多いと思います。

そんなときにまず確認すべきポイントは、「トレーダーの多くがどこの安値と高値を意識しているか?」という点であることを覚えておくようにしてください。

フィボナッチは最初こそ使うのが難しいかもしれませんが、過去チャートに何度もフィボナッチ・リトレースメントを引いていくことで徐々に見るべきポイントがわかるようになってくるはずです。

FX初心者の方は今回の記事を参考にしながら、フィボナッチ・リトレースメントを引く練習をしてみてください。