更新:2023.05.30 作成:2023.05.30

海外FXはスプレッドが広い?業者選びのポイントやおすすめ5選を紹介!

海外FXはスプレッドが広い?業者選びのポイントやおすすめ5選を紹介!

 

海外FXにおいてスプレッドは重要なポイントです。

 

スプレッドが広いと一度の取引で得られる利益が大きくなるというメリットがあり、健全にローリスクで運用したい人にとっては、スプレッドが狭い方がチャレンジしやすいと言えます。

 

そこで今回の記事では、スプレッドを中心に海外FXについて解説します。

 

国内FXのスプレッドとの違いや広くなるタイミング、さらには注意点やスプレッドが狭いおすすめ海外FX業者なども紹介するため、ぜひ参考にしてみてください

 

海外FXはスプレッドが広い?国内FXとの違い

 

海外FXはスプレッドが広い?国内FXとの違い

 

海外FXと国内FXにおけるスプレッドの違いとして、主に以下の3つが挙げられます。

 

  • ・単位の違い
  • ・変動と固定の違い
  • ・口座タイプによる違い

 

単位の違い

 

海外FXと国内FXではスプレッドの単位が異なり、海外FXは100pips、国内FXは100銭がそれぞれ1円とイコールになります。

 

pipsは円以外の通貨ペア、銭は円が関係する通貨ペアで用いるという特徴があり、それぞれ円に対して100倍と覚えるとわかりやすいです。

 

変動と固定の違い

 

国内FXは固定スプレッドのケースが多い一方、海外FXは状況に応じてスプレッド幅が変わる変動スプレッドという傾向にあります。

 

固定スプレッドと変動スプレッドにはそれぞれメリット・デメリットがあるため、どちらが良いかは一概に断言できません。

 

なお、固定スプレッドとは相場変動などに関わらずスプレッドが一定である状態を指します。

 

そして、変動スプレッドは取引量が多くなった場合などにスプレッドが広がりやすいです。

 

海外FX業者によっては固定スプレッドを採用しており、スプレッドが広がるリスクが無いケースもあります。

 

しかし、最低入学金額が高い可能性があるため十分注意してください。

 

口座タイプによる違い

 

海外FXの口座タイプは、国内FXに比べると豊富です。

 

スタンダード口座やプロ向け口座、さらには大口注文向け口座など、多くのタイプから選びたい場合は海外FXがおすすめと言えます。

 

なお、海外FXの口座タイプはSTP口座とECN口座に分けられます。

 

ECN口座の方がスプレッドが狭い傾向にあるものの、「手数料が高い」「ボーナスが無い」といったデメリットがあるため理解しておいてください。

 

特に、ハイレバレッジをかけられる点は海外FX特有の強みであるため、ハイレバ取引を希望する人は要チェックです。

 

海外FXのスプレッドが広がるタイミングとは?

 

海外FXのスプレッドが広がるタイミングとは?

 

海外FXは国内FXに比べてスプレッドが広い傾向にあり、特に早朝はスプレッドが広くなりやすいです。

 

日本時間にして朝の4時から8時までは、海外FXのスプレッドが広がる傾向にあると認識しておきましょう。

 

早朝は取引に参加する人が少ない、取引所が注文をさばくために時間を要するといった理由からスプレッドが広がる傾向にあります。

 

取引額が大きい場合の早朝取引はコストがかさむため、大口取引は早朝以外の時間がおすすめです。

 

また、イレギュラーな相場変動や経済的なイベントがあった場合も、急にスプレッドが広くなる可能性があります。

 

海外FXをスプレッドで選ぶ際のポイント

 

海外FXをスプレッドで選ぶ際のポイント

 

海外FXをスプレッドで選ぶ際は、以下3つのポイントをチェックしましょう。

 

  • ・トレードを希望する通貨ペアのスプレッドを比較する
  • ・リアルタイムのスプレッドを確認する
  • ・実質スプレッドを比較する

 

トレードを希望する通貨ペアのスプレッドを比較する

 

スプレッドの狭さは、海外FX業者によって異なります。

 

しかし、1組の通貨ペアだけを見て海外FX業者全体のスプレッドの狭さは判断できません。

 

例えば、ドル円のスプレッドが最も狭い海外FX業者があっても、その業者の他銘柄のスプレッドが一番狭いとは限りません。

 

スプレッドで取引を決める際は、海外FX業者だけでなく通貨ペアごとのスプレッドもチェックしてください。

 

リアルタイムのスプレッドを確認する

 

海外FXのスプレッドは常に変動しているため、最小や平均ではなくリアルタイムのスプレッドを確認する必要があります。

 

平均スプレッドは一定期間の平均値であるため、必ずしもその数値で取引できるわけではありません。

 

自分がよく取引を実施するリアルタイムスプレッドをチェックすることで、実際の取引と同じくらいのスプレッドを把握できます。

 

リアルタイムスプレッドを知るためには、MT4やMT5といったツールの活用がおすすめです。

 

実質スプレッドを比較する

 

スプレッドは、「実質スプレッド」で比較してください。

 

海外FXのスプレッドの記載方法は業者により様々であるため、種類を正確に把握しておく必要があります。

 

スプレッドの種類を把握していなければ、予想より利益が手元に残らないという事態に陥りかねません。

 

実質スプレッドとは、スプレッドだけでなく取引手数料やキャッシュバックなどを踏まえて計算したものです。

 

最少スプレッドや平均スプレッドは、取引手数料やキャッシュバックなどが含まれていないため、実際とは異なります。

 

海外FX業者におけるスプレッドの注意点

 

海外FX業者におけるスプレッドの注意点

 

海外FX業者におけるスプレッドの注意点として、以下の3つが挙げられます。

 

  • ・口座タイプで異なる
  • ・出費を抑えるため手数料も確認する
  • ・初回の入金額が高額となる場合がある

 

口座タイプで異なる

 

海外FX業者のスプレッドの狭さは、口座タイプで異なります。

 

STP口座は取引手数料がかかりませんが、スプレッドが広い傾向にあります。

 

また、最低入金額は高くないため、スプレッド以外のコストを抑えたい人はSTP口座が使いやすいでしょう。

 

一方で、ECNは取引手数料が発生する点はデメリットですが、スプレッドは狭いというメリットを兼ね備えています。

 

それぞれのメリット・デメリットを踏まえた上で、ニーズに応じて選択してください。

 

出費を抑えるため手数料も確認する

 

スプレッドが狭く利益を手元に残しやすいとしても、取引ごとに高い手数料が発生しては意味がありません。

 

出費を抑えるためには、手数料が安い口座選びが重要です。

 

口座選択の際は、いかに手元に多くのお金を残せるかという観点から決めることをおすすめします。

 

ECN口座は海外FX業者の仲介無しで直接インターバンク市場で取引するため、スプレッドと併せてトレーダーと取引する手数料も計算しておきましょう。

 

初回の入金額が高額となる場合がある

 

STP口座よりECN口座の方が、スプレッドが狭い傾向にあります。

 

しかし、ECN口座は海外FX業者に入る取引手数料が少ない分を補うよう、最低入金額が高く設定されているため、口座開設前に確認しておきましょう。

 

最低入金額が高いということは、スプレッドが狭く取引手数料を抑えられたとしても初期費用や取引ごとに必要な金額など負担が大きくなるため要注意です。

 

スプレッドが狭いおすすめ海外FX業者5選

 

スプレッドが狭いおすすめ海外FX業者5選

 

最後に、スプレッドが狭い海外FX業者5選を紹介します。

 

ぜひ参考にしてみてください。

 

XM

 

XM

 

XMは複数の銘柄でスプレッドが狭い海外FX業者です。

 

XMの口座はスタンダード口座とKIWAMI口座の2タイプがあります。

 

スプレッドを狭くして低コストで取引したい場合、ECN口座であるKIWAMI口座が使いやすいでしょう。

 

多くの通貨ペアのスプレッドが1.0未満で、海外FX業者の中でも特にスプレッドが狭いと言えます。

 

ユーロ/米ドルは0.6、ユーロ/英ポンドは0.7というスプレッドで、主流の通貨ペアの取引コストも低い傾向にあります。

 

リアルタイムのスプレッドは、XMからダウンロードできるMT4やMT5でチェックしましょう。

 

XMのMT4やMT5はブラウザだけでなくアプリにも対応しているので、外出先からでもいつでも取引が可能です。

 

Exness

 

Exness

 

Exnessは取引口座によってスプレッドが異なりますが、0.0から0.3という狭いスプレッドで取引が可能です。

 

すべてのトレーダーに適した人気のスタンダード口座のスプレッドは0.3からで、レバレッジ無制限・手数料なしなどのメリットがあります。

 

MT4やMT5をダウンロードして利用できるので、リアルタイムのスプレッドチェックのために活用しましょう。

 

また、プロ口座は3種類あり、スプレッドが狭い取引を求める人はロースプレッド口座がおすすめです。

 

スプレッドは0.0からで、取引コストがかかりません。

 

ただし、「初回入金額は1,000ドルから」「手数料はロットごとに片道最大3.50ドル」などの条件もあります。

 

Exnessはブラウザ版もアプリ版もあるため、どこでも好きなタイミングで取引できる点も嬉しいポイントです。

 

ThreeTrader

 

ThreeTrader

 

ThreeTraderには2つの口座タイプがあり、スプレッドや手数料などのニーズに応じて選べます。

 

Rawゼロ口座はスプレッドが0.0pipsからで、スプレッドを極限まで狭くしたい人におすすめです。

 

ただし、ロットごとに往復400円の手数料がかかる点や最小入金額が1,000ドルもしくは100,000円と定められている点には注意してください。

 

手数料や最低入金額を抑えたい場合は、Pureスプレッド口座がおすすめです。

 

Pureスプレッド口座のスプレッドは0.5pipsからとRawゼロ口座に比べると広いですが、手数料が無料・最低入金額は100ドルもしくは10,000円からというメリットがあります。

 

ThreeTraderはMT4だけでなく、MAMやPAMMなど取引を円滑に進めるためのツールがあるので、忙しくてなかなか取引に時間をかけられない人はぜひ活用してください。

 

AXIORY

 

AXIORY

 

AXIORYはスプレッドや手数料などニーズに応じて4種類の口座タイプを選べます。

 

ナノ・テラ口座はスプレッドが0.2pipsと狭いメリットがある一方で、取引手数料が1往復あたり6ドルかかるなどの特徴があります。

 

スタンダード口座は取引手数料が無料ですが、スプレッドは0.5pipsと標準的であまり狭くありません。

 

また、ナノ・テラ口座の取引手数料は注文数ごとに異なるため、あらかじめどのくらい取引手数料が引かれて振り込まれるか計算しておきましょう。

 

AXIORYはサイト内でリアルタイムのスプレッドをチェックできるので、スプレッドが狭いタイミングを狙って取引しやすいです。

 

MT4やMT5、cTraderなどのプラットフォーム以外にも日本時間表示インジケータやFXシミュレータなど便利なツールが多々利用できるので、スムーズな取引のために活用しましょう。

 

TitanFX

 

TitanFX

 

TitanFXはNDD方式の海外FX業者で、スプレッドが狭い特徴があります。

 

TitanFXは主要通貨ペアを0.0pipsのスプレッドから取引できるので、取引量が多いほどコストを抑えられるメリットがあります。

 

MT4とMT5のプラットフォームを利用すれば取引状況を簡単にチェックできるので、ぜひダウンロードしてください。

 

また、TitanFXは取引方法に応じて3つの口座タイプを選べます。

 

スプレッドが狭い口座を利用する場合は、ZeroブレードECN口座がおすすめです。

 

ZeroブレードECN口座はスプレッドが0.0pipsからと狭いだけでなく、手数料が安いというメリットもあるので、取引にかかるコストを抑えたい人はぜひ活用してください。

 

まとめ

 

今回の記事では、スプレッドを中心に海外FXについて解説しました。

 

スプレッドとは買い値と売り値の価格差であり、この価格差が取引にかかるコストとなります。

 

スプレッドが狭いということは、取引コスト軽減に繋がります。

 

1回あたりの取引コストは数銭程度でも、件数が増えるとスプレッドの狭さによって差が出るので、少しでもスプレッドが狭い取引を選ぶことはトレーダーにとって重要なポイントと言えるでしょう。

 

しかし、スプレッドが狭い海外FX業者は別途手数料が必要・最低入金額が高いなどの特徴もあるので、取引手数料やキャッシュバックなどを踏まえた「実質スプレッド」を確認してください。