【監修者のインタビュー】井上 通夫氏《行政書士 井上法律事務所》

監修者プロフィール紹介

井上通夫氏
井上 通夫氏
行政書士 井上法律事務所HP
http://gs-inoue.com/
経歴
・平成20年7月に福岡市内で行政書士事務所開業~現在、相続・遺言、民事法務(内容証明、契約書・離婚協議書作成等)から公益法人(財団・社団法人)業務まで幅広く担当。
・平成18年度行政書士試験合格
・日本信販株式会社(現三菱UFJニコス)入社
・福岡大学法学部法律学科(憲法・行政法専攻)卒

監修を引き受けた理由

「FX」と聞けば、あまり知識がない人は、「何となく難しそう」というイメージを持つと思います。ましてや「海外FX」となれば、「何となく怖い」というマイナスイメージが更に付きまとうかもしれません。
今後、「海外FX」を金融資産の一つの選択肢と考えていただけるために、私は行政書士としての知識を生かし、法律的な観点からコラムを監修することで、メリットはもちろん、注意点も併せて伝えていきたいと思います。

「海外FXの比較・口コミ情報サイト」に井上通夫氏が求めている法律的見解

「国内FX」では、金融庁が管轄しており、様々な規制を行っています。これは、できるだけ投機的な性質を抑え、消費者を保護したいという意向が働いているためです。消費者にとって、危ない取引や大きな損失を防止する観点からは、正しい判断ですが、それだけ大きな利益を上げることは難しくなります。一方で「海外FX」は、金融庁の管轄外ですから、あくまでも「自己責任」で行うことになります。それだけに、消費者は正しい情報、知識の下で取引を行うことが重要です。特に、利用規約を熟読し、システムをよく理解した上で、自己の責任、判断で臨むことが重要です。

記事の監修を行う上で先生が気を付けていること

私は2つの点に気を付けて監修いたします。1つは、記事の信憑性です。マスコミがニュースを伝える際には、「〇〇によりますと」という文言を使い、必ずニュースの出元、即ちニュースソースを明らかにしています。これは、ニュースの信憑性を裏付けるものです。監修を行う上でも、記事や情報の信憑性に留意したいと思います。2つ目は、情報の有益性です。読者が情報に求めているものは、読者にとっての有用性ですから、提供された情報に公益性、有益性、有用性があるか否かの視点で、チェックしたいと思います。

「海外FX初心者」が気をつけたほうがいいことをアドバイス

「海外FX」には、「国内FX」にないメリットが多くあります。これから資産運用を始めたい人にとっては、魅力あるものです。ただ一方で、日本語対応が難しい業者がいたり、出金の手続きが煩雑であったりと、注意すべき点もあります。これから「海外FX」を始めたい人は、システムやデメリットを十分理解した上で、あくまでも「自己責任」という意識を持って、始めていただきたいと思います。