更新:2020.11.04 作成:2020.08.02

XMの経済指標カレンダーとは?使い方と抑えておくべき経済指標5つを紹介

 

FX取引を行う際に経済指標を参考にすれば、利益を出しやすくなります。XMでは経済指標の発表をお知らせしてくれる経済指標カレンダーという便利なサービスがあります。しかし初心者は経済指標とは何か、それをどのように取引に使えるのかわからない方も多いでしょう。

 

そこでこの記事では経済指標とは何か、経済指標の活用方法、XMの経済指標カレンダーの使い方、経済指標を参考に取引するときの注意点などを紹介します。

 

そもそも経済指標とは?

 

経済指標とは各国の政府や公的機関が発表する経済状況を数値化した指標です。その国の経済状況に応じて通貨の相場は変化します。ですから経済指標は将来のレートの方向性を予想する重要な材料となります。

 

経済指標の種類

 

経済指標にもいくつかの種類があります。代表的なものが以下の5つです。

 

分野

金利

政策金利

景気

GDP(国民総生産)、景況感指数、小売売上高、鉱工業生産

雇用

雇用統計、失業率

物価

物価上昇率

貿易

貿易

経済指標の活用方法

 

各国の政府や公的機関が発表する経済指標により、その国の経済状況を理解できます。そしてそれをその国の通貨の価格変動を予想するために活用できます。

 

たとえば、経済指標の予想値(金融機関やアナリストが発表前に予想した数値)また前回値を見て、その国の経済が成長すると判断される場合、その国の通貨は買われます。

 

反対に予想値や前回値から経済成長が失速すると判断されるとその国の通貨が売られるという状況が生じます。

 

経済指標と連動した相場の動き

 

経済指標の予想値と実際の発表値にどれくらいの乖離があるかで市場は影響を受けます。まとめると以下のとおりです。

 

予想値と発表値の乖離が大きい

相場が動くことが多い

予想値と発表値の乖離が小さい

相場が動くことは少ない

 

経済指標の予想値と発表値の乖離の大きさが、今後の市場動向に影響を与えます。ですからFXトレーダーはこの経済指標の予想値と実際の発表値が知らされる経済指標の発表日をきちんと把握しておく必要があるのです。

 

その点でとても役に立つのがXMの経済指標カレンダーです。

 

XMの経済指標カレンダーとは?

 

FXトレーダーにとって、自分が取引している通貨を発行している国の経済状況を把握しておくことは大切です。

 

しかし複数の国の通貨を取引している場合などは、それぞれの国の経済指標の発表日時を覚えておくのは大変です。そんなときに便利なのがXMの経済指標カレンダーです。

 

また、重要な経済指標が発表されるときには、為替レートが大きく変動することがあるので、値の動きが予想通りにいけば、利益を出せるチャンスともなります。

 

XMの経済指標カレンダーを利用すれば、利益を出せるチャンスを逃すということもなくなります

 

XMの経済指標カレンダーの情報

 

XMの経済指標カレンダーの各項目の情報について説明します。

 

項目

内容

時間

日本時間での表示です

00:00ならば深夜0時に発表されると意味です

時刻は表示言語に基づいて表示されるので、表示言語を変更すると時刻もその言語と国に対応したものに変更されます

通貨

経済指標を発表する国と通貨が表示されます

重要性

XMなので牛のマークで重要性が3段階に分けられています

牛マーク1つ:低い重要性

牛マーク2つ:中程度の重要性

牛マーク3つ:高い重要性

指標

経済指標の名称

実際

その経済指標が発表されたときの実際の数字(発表値)

予想

金融機関やアナリストなどが事前予想した数字

この予想値と発表値の乖離の大きさでレートが変動する

あまり重要ではない経済指標などは、予想する必要がないので空欄になっているケースもある

前回

前回の発表値

発表後に修正があった場合は黄色の丸マークがついている

特定の経済指標について詳しく知る

 

 

特定の経済指標について詳しく知りたければ、その経済指標の部分をクリックします。すると下に詳細情報を記した画面が表示されます。

 

たとえば、「概要」の項目をクリックすると、その経済指標で分析できる経済状況、発表日時、数値をどのように売りもしくは買いのポジションを決めるために使えるのかなどが説明されています。

 

さらに、「チャート」をクリックすれば、その経済指標の数値のこれまでの動きを見ることができます。

XMの経済指標カレンダーを効果的に活用する

 

XMの経済指標カレンダーに記載されている情報は膨大です。その中から自分がチェックしたい国の経済情報をだけをピックアップするには、フィルター機能を活用することができます

 

フィルター機能を使い方を紹介します。

 

1.経済指標カレンダーの画面左上になる「フィルター」をクリック

 

経済指標カレンダーの「フィルター」をクリックします。

 

2.チェックしたい国を選ぶ

 

初期設定ではほとんどの国が選択されているので、画面左上にある「クリア」をクリックし、すべてのチェックを外します。

 

すべてのチェックが外れたら確認したい経済指標を発表している国を選択します。

3.その他の項目を選択しフィルターを機能させる

 

時間・カテゴリー・重要項目のそれぞれで必要とするものを選択し、最後に「適用」をクリックすれば、以下の画像のように自分用にカスタマイズされた経済指標カレンダーが表示できます。

 

これで自分が取引している通貨と関係ある経済指標の発表前の予想値を確認できます。さらに、その経済指標の発表のタイミングを見逃さずにチェックすることも可能です

注目すべき経済指標5つ

XMの経済指標カレンダーの見方やカスタマイズの方法がわかりました。次にFXトレーダーが一般的に注目している経済指標を5つ紹介します。

 

●米国雇用統計

●GDP(国民総生産)

●小売売上高

●米国消費者信頼感指数

●FOMC金利政策発表

 

それぞれの経済指標の内容や発表時期をさらに説明します。

 

米国雇用統計

 

米国雇用統計は、アメリカ合衆国の労働省が発表している経済指標のひとつです。原則として毎月の第1金曜日の日本時間で21:30(冬時間なら22:30)に発表されます。

 

全米雇用統計には失業率、建設業就業者数、小売業就業者数、非農業部門就業者数、製造業就業者数、金融機関就業者数、週労働時間、平均時給などの10項目が含まれています。

 

特に注目すべきなのは、失業率、非農業部門雇用者数です。XMの経済指標カレンダーでも、この2つは重要度の高い「牛3つ」となっています。

 

全米雇用統計の失業率は、労働力人口(16歳以上の働く意志を持つ人達)の中で失業者の占める割合です。

 

非農業部門雇用者数は農業部門を除いた産業分野で、民間企業や成否機関に雇用されている人の数字です。自営業や農業従事者はこれに含まれません。

 

全米雇用統計がレートに及ぼす影響

 

アメリカの経済規模は世界のGDPのおよそ20%を占める世界最大規模です。さらにアメリカ経済のおよそ70%は個人消費によるものです。

 

アメリカの景気が良くなれば、政策金利が引き上げられ、逆に景気が悪くなると予想されると政策金利は下がります。政策金利が上がれば、金利の高い通貨を買いたいというドル買いの動きが、逆に政策金利が下がれば、低い金利の通貨を売りたいというドル売りの現象が起こる傾向があります。

 

こうした動きがレートに影響を及ぼすので、全米雇用統計は見逃せない経済指標となっています。

 

GDP(国内総生産)

GDPは一定期間内にその国の領土内で生産された物やサービスなどの付加価値の総額です。ほとんどすべての国がGDPを発表しており、その国の経済規模を示す重要な指標となっています。

 

GDPは四半期ごとなどに世界各地で発表されており、その発表の仕方にも特徴があります。

 

アメリカやイギリス、ユーロ圏などは、速報値をまず発表し、しばらく期間を空けてから改定値、さらに間隔を空けて確報値の発表という3つのタイミングがあります。

 

フランスやドイツは、四半期ごとにまず速報値を発表し、期間を空けてから確報値を発表するという2つのタイミングを設けています。

 

日本も1次速報、2次速報の2回発表です。

 

このGDPの速報値と次に発表される改定値や確報値の間に大きな乖離があれば、それにより相場が大きく動く可能性があります

 

小売売上高

ドルを取引している人にとって注目すべき別の経済指標は小売売上高です。この経済指標はアメリカの商務省により毎月の中旬ごろに発表されます。ちなみにXMの経済指標でも重要度が高い「牛3つ」です。

 

小売売上高はアメリカの百貨店、スーパーマーケットなど様々な規模の小売店の売上を月ごとに測定した数値です。

 

アメリカのGDPのおよそ2/3は個人消費がその割合を占めています。ですからアメリカの経済状況を確認する指針となるこの小売売上高は注目される指標です。

 

この数値が予想よりも高ければ、景気が上向きと判断されドル買いの傾向が強まり、逆に予想よりも低ければ景気が下がる見通しがあるということで、ドル売りの判断材料となります。

 

米国消費者信頼感指数

 

アメリカの民間調査会社コンファレンスボードが発表しているのがこの米国消費者信頼感指数です。アンケートの対象者が5,000名と同系統の指標であるミシガン大学消費者信頼感指数に比べて規模が大きいという特徴があります。

 

 

この経済指標は毎月の月末、日本時間で午後11:00(冬時間なら午前0時)に発表されます。

数値が上がるということは、消費者の購買意欲が高く景気が上向いていると判断できるので、ドルが買われる傾向が強まります。

 

FOMC政策金利発表

 

年8回開催される米連邦公開市場会議委員会(FOMC)によって米ドルの政策金利が決定され発表されます。

 

世界経済の中心的役割を担うアメリカの通貨の金利を決める発表なので、この決定事項はアメリカだけでなく他の国の金利や政策にも大きな影響を与えます。

 

ですからXMの経済指標カレンダーでも重要度が「牛3つ」となっています。

 

XMで指標トレードは可能!?

 

指標トレードとは、重要な経済指標が発表されるときに取引が活発化することを利用し、デイトレードやスキャルピングなどの短期トレードで利益を獲得する手法です。

 

FX業者の中には、指標トレードを禁止しているところがありますが、XMはそうではありません。XMは「よくあるご質問」で以下のように回答しています。

 

「ニュース発表時の取引は可能ですか?」の質問への回答は「はい、可能です」ということです。

【注意】ハイレバレッジを利用した指標トレードは禁止事項!

 

XMは指標トレードを禁止していませんが、ハイレバレッジを利用した経済指標トレードは禁止しています。それはXMの提供しているゼロカットシステムを悪用することになるからです。

 

たとえば、アメリカの雇用統計の発表やFOMC政策金利発表のときには値が大きく動くと予想できます。そのときにレバレッジを最大にしポジションを保有します。予想通りに値が動けば、利益は大きなものになります。

 

逆に予想通りに値が動かず入金額を上回るかなりの損を出したとしても、XMのゼロカットシステムにより実際の損失は入金額のみという救済措置が取られます。

 

ハイレバレッジを利用した指標トレードでは、トレーダーは予想が当たったときのリターンはとても大きい、予想が外れた場合はゼロカットシステムで入金額を失うだけという取引が可能になります。

 

XMでは、こうしたゼロカットシステムを本来の目的とは違う仕方で利用するハイレバレッジの経済指標トレードを禁止しています

 

経済指標トレードを行うときの注意点

 

XMはハイレバレッジを利用しない形の経済指標トレードは認めています。しかし経済指標トレードを行うときにはいくつかの注意が必要です。

 

予想値を必ずチェックする

 

発表前の予想値をチェックすることが指標トレードの基本です。XMの経済指標カレンダーを参考に必ず重要な経済指標の予想値を確認しましょう。

 

損切注文もセットでエントリー

 

重要な経済指標の発表でレートが激しく上下するときなどは、注文が通らない、注文が滑る(いわゆるスリッページ)が起こる可能性があります。

 

ですから、あらかじめどこで損切りをするかを決めておき、オーダーするときに新規注文と損切り注文をセットでエントリーすることができるでしょう。

 

保有ポジションは指標発表後に早めに利益確定する

 

経済指標の発表後には値が安定せずに上下に動くという傾向があります。

 

経済指標発表後に、予想通りのトレンドなので、そのままポジションを保有し続けて利益拡大を狙ったが、値が反転し逆のトレンドを急に描くということもしばしばあります。

 

経済指標発表後の値動きを正確に予想するのはとても難しいので、ある程度利益が出ているポジションは早めに利益確定するの無難です。

 

まとめ

XMの経済指標カレンダーを紹介しました。自分が取引している通貨に関係する経済指標をチェックすれば、今後の値動きを予想することができます。

 

また経済指標カレンダーには、予想値も記載されています。これを参考に指標トレードを行なうことも可能です。実際にXMではハイレバレッジを利用しないなら経済指標トレードを行うことができます。

 

XMの経済指標カレンダーを効果的に利用し、指標トレードに挑戦するのはいかがでしょうか。

 

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