更新:2020.04.17 作成:2020.04.15

海外FX関連の詐欺手口と被害に合わないための対策方法を紹介

海外FX 詐欺

海外FXに興味はあるけど「海外FXで詐欺にあった」などの話を聞くので怖くて手が出せないという方もおられます。

今回は当編集部より、海外FXに関係する詐欺手口、海外FX詐欺の被害者にならないための対策法を紹介します。

この記事を読めば、あやしい海外FX業者を避け、安心できる海外FX業者を利用する方法がわかるでしょう。

そもそも海外FXにはどんな魅力があるのか?

海外FX 詐欺

海外FX関連の詐欺被害に遭う人がいるということは、それだけ海外FXでの取引に興味を持っている人が多いということにもなります。

海外のFX業者は以下の魅力的なサービスを提供しているので、多くの人がそこでの取引興味を持ったり実際に取引を行うようになっています。

  • ・レバレッジ規制なし
  • ・ゼロカットシステム
  • ・キャッシュバックボーナス

それぞれのサービスについて簡単に説明を加えていきます。

レバレッジ規制なし

国内FXの業者は金融庁の規制により25倍までのレバレッジしかかけられません。

しかし、海外の業者は金融庁の規制に準ずる必要がないので、それ以上のレバレッジで取引できるところがたくさんあります。

仮に投資金10万円で、レバレッジ100倍のところで取引するとすれば、1千万円相当の取引が可能となります。

このようにリスクは伴いますがハイリターンを狙えるという点が海外FXの魅力のひとつです。

ゼロカットシステム

ゼロカットシステムとは、ロスカットが間に合わずに口座残高がマイナスになった場合、そのマイナス分を業者が負担し、口座残高をゼロにしてくれるというシステムです。

このシステムがあるおかげで、追加で損金を支払う、強制ロスカットされるという心配がなくなります。

相場の急変などにより、資金がゼロになることはあってもそれ以上マイナスにはならないのです。

このゼロカットシステムは日本のFX業者では導入されていません。

こうしたシステムがあることも多くの人が海外FXに興味を持つ理由となっています。

キャッシュバックボーナス

キャッシュバックボーナスとは、FX業者が展開している集客キャンペーンのひとつです。

口座開設をし入金をし実際に取引を行えば、一定の金額がキャッシュバックされるというものです。

国内のFX業者でもこうしたキャンペーンを展開しているところはあります。

しかし海外のFX業者の方がキャッシュバック率が高いといわれています。

海外FXに関係する有名な3つの詐欺手口

海外FX 詐欺

多くの人が海外FXで取引をしたり、興味をもったりすることにはそれだけの理由がありました。

こうした海外FXの魅力をエサに詐欺犯罪者は人をだまそうとします。

次に、海外FXに関係する詐欺手口を3つ紹介します。

1.キャッシュバックボーナスで人を集めて出金拒否する

海外FXに関係する詐欺の手口として知られているのが、破格のキャッシュバックボーナスで人を集め、その後で口座開設者が取引をし利益が出たので出金しようとしても、出金に応じないという手口です。

出金拒否されても、ほとんどの人は英語や他の国の言語で問い合わせをすることができません。

金融庁や国民生活センターに助けを依頼しても、何の解決策にもならないでしょう。

なぜなら、海外の業者はそもそも金融庁に登録する義務がないからです。

2.計画倒産し資金を持ち逃げする

キャッシュバックボーナスなどで顧客からたくさんの資金を集めた後に、計画倒産し顧客から集めた資金を持ち逃げするという手口もあります。

海外FX業者には信託保全が義務化されていません。

信託保全とは、顧客から預かったお金を信託銀行に信託し、倒産した場合、その信託銀行から弁護士や信託管理会社を通じて顧客にお金が返還されるという仕組みです。

信託保全があれば万が一の場合でも顧客のお金は守られます。

悪質な海外FX業者は、信託保全はあくまで任意という点を巧妙に利用し、倒産したのでお金は戻せませんという姿勢を貫くわけです。

3.ソフト販売業者が海外FX業者を利用した詐欺

この手口を段階的に説明します。

  • ・インターネット広告やSNSで「FXで簡単にたくさん稼げる方法を教えます」「勝率100%」などの宣伝文句をうたいFX取引の自動販売ソフトや自動販売システムを購入させる
  • ・ソフト販売業者は指定の海外FX業者に口座を開設する方法や入金する方法を指示し、自動売買システムを使えば、後はほったらかしてていても自動的に儲かると宣伝する
  • ・指定された海外FX業者と顧客の間で、出金拒否などのトラブルが生じる

この詐欺被害者が特に気の毒なのは、ソフト販売業者とFX業者の両方にお金を支払っているところです。

国民生活センターでもこの手の詐欺には十分注意をするように警告しています。

参照:http://www.kokusen.go.jp/pd

3.海外FX関連の詐欺被害に遭わないための対策5つ

海外FX 詐欺

海外FX関連の被害に遭わないために、どんなことに注意できるのかを次に紹介します。

以下の5つの点に注意すれば、詐欺被害に遭うリスクを減らせるでしょう。

  • ・金融ライセンスのない業者に注意する
  • ・顧客資産保護のない業者に注意する
  • ・キャッシュバックボーナスの額が大きい業者に注意する
  • ・FX業者のレビューサイトを利用する
  • ・あやしいソフト販売業者やセミナーに注意する

1.金融ライセンスのない業者に注意する

金融ライセンスをきちんと取得している海外FX業者を選べば、詐欺被害に遭うリスクを減らし安心して取引を行えるでしょう。

出金拒否などのトラブルを起こし続けるとライセンス剥奪や罰金などの法的処罰を受けます。

そのため、すでにライセンスを持っている業者であれば、詐欺的行為を働く可能性はほぼないといえるでしょう。

検討中の海外FX業者がきちんとライセンスを取得しているかどうかは、それぞれの業者のWebページ、もしくはライセンスを取得している金融審査機関のWebページから確認できます。

有名な金融ライセンス

この金融ライセンスを取得していればほぼ安心といえる、有名な世界の金融ライセンスをいくつか紹介しておきます。

名称(略号) 特徴 Webサイト ライセンスを取得している業者
Financial Conduct Authority(FCA) イギリス 世界で最も厳しいといわれている金融審査機関 https://www.fca.org.uk/ FXPro
XMTRADING
HotForexなど
The Cyprus Securities and Exchange Commission(CySEC) キプロス FCAと同程度の厳格な基準を定めている金融審査機関 https://www.cysec.gov.cy/ FXPro
XMTRADING
eToro
FxNetなど
Cayman Islands Monetary Authority(CIMA) ケイマン諸島 世界で5番目の金融中心国であるケイマン諸島の最高金融監督機関であり、証券監督者国際機構(IOSCO)の普通会員 https://www.cima.ky/ TRADEVIEW
International Financial Commission Belize(IFSC) ベリーズ これまで紹介した3つよりもマイナーなライセンスだかある程度の信用度はある https://www.ifsc.gov.bz/ FBS
Axiory

2.顧客資産保護のない業者に注意する

海外FX関連の詐欺手口には、顧客からお金を集めてから計画倒産し資産を持ち逃げするというものがありました。

こうした手口にだまされないために、顧客資産保護をきちんと行っている業者選びが大切です。

顧客資産保護には、先ほど紹介した信託保全以外にも、投資家補償基金や投資家資金補償保険などがあります。

こうした顧客資産保護の対策をきちんと講じている業者で取引するようにすれば、自分の投資資産を詐欺により失うことを避けられるでしょう。

投資家補償基金とは?

FX業者同士で基金を設立しそこに一定の金額を入金します。

基金に加盟している業者が倒産すれば、その基金の中から投資家への払い戻しが行われるのです。

先ほど紹介したCySEC(キプロス証券取引委員会)の金融ライセンスを取得するためには、FX業者はこの投資家補償基金(ICF)に加盟することが義務化されています。

同じように、イギリスの金融審査機関FCAのライセンスを取得するためには、金融サービス保証機構(FSCS)への加盟が義務化されています。

万が一加盟している業者が倒産すれば、そこから投資家の資産は補償されるのです。

そのため、CySECやFCAのライセンスを持っている海外FX業者は業者であれば、顧客資産保護がきちんとおり安心です。

投資家資金補償保険

FX業者が保険会社と契約し、経営破綻した場合は、保険会社が顧客に資産の一部を保険金として支払うという仕組みです。

Webページなどで顧客資産保護の内容を確認する

取引を検討している海外FX業者があれば、Webページを詳細に読んでどのような顧客資産保護がされているのか確認しましょう。

たとえば、AXIORYの日本語Webページには顧客の資産をどのように安全に管理しているのかを記載し、最後に次のように述べています。

”万が一当社が破綻した場合、監査機構の名義にて、お客さま口座の総額が返金されます。”

(引用:https://www.axiory.com/jp/beginner/license/

日本のFX業者は金融庁の監督により信託保全が義務化されていますが、海外のFX業者には金融庁によるその義務が課されていません。

海外のFX業者に登録する際は、どんな形で投資家の資産を保護しているのか確認するようにしましょう。

3.キャッシュバックボーナスの額が大きい業者に注意する

キャッシュバックボーナスの額が大きい業者すべてが悪徳業者というわけではありません。

しかし、金融ライセンスを取得していなかったり、海外の金融審査機関機関からの警告を受けている業者は、いくらキャッシュバックが魅力的でも注意が必要でしょう。

4.FX業者のレビューサイトを利用する

海外のFX業者のレビューサイトであるFOREX PEACE ARMY(FPA)を利用して検討している業者の口コミや評価を読むことができます。

使い方は簡単です。検索スペースに業者名を記入し、次に出る画面に表示されている「Learn more」をクリックすればその業者の口コミが表示されます。

注意が必要な業者に対しては「SCAM」(詐欺の意味)という明確な警告を表示しているケースがあり、信頼できない業者であることが一目瞭然です。

英語のため翻訳ツールなどで翻訳する必要があるかもしれませんが、たとえば、掲載されている業者との取引でどんなトラブルが合ったのかなどのレビューを読むことができます。

他にもユーザーからの質問に対し、業者自らが回答している例などもあるので、信頼できる海外FX業者を探しているならばある程度参考にできるでしょう。

5.あやしいソフト販売業者やセミナーに注意する

「FXで簡単すぐに儲かる方法教えます」「誰でも簡単に儲けられます」などのセリフで言葉巧みに勧誘し、自動売買ソフトを購入させ海外FX業者に口座を開設し取引するように勧め、最後にその海外FX業者から出金拒否されるといったケースがあります。

あやしいソフト販売者やセミナーがこうしたトラブルの原因です。

あやしい誘い文句で勧誘するソフト業者やセミナーには警戒しましょう。

自動売買ソフトでだまされないための方法

自動売買ソフトやツールの性能を示すために、過去の為替データに基づいてそのソフトを使うと、どれくらい儲かったかをテストする「バックテスト」を提示する方法ががあります。

しかし、バックテストのデータは悪意を持って改ざんすることが可能です。

そのため自動売買ソフトの性能検証のためには、実際の相場でそのソフトを使ったときにどんな結果になったかを示す「フォワードテスト」を公表しているソフトの方が信用できるでしょう。

4.海外FXの詐欺にだまされないために

海外FX 詐欺

海外FXに関係した詐欺手口として以下の3つを紹介しました。

  • ・破格のキャッシュバックボーナスで集金し、その後投資家が出金申請しても拒否する
  • ・キャッシュバックで集めたお金を計画倒産してから持ち逃げする
  • ・ソフト販売業が海外FXを利用してだます

こうした海外FX関連の詐欺にだまされないために、以下の点に注意しましょう。

  • ・金融ライセンスのない業者に注意する
  • ・顧客資産保護のない業者に注意する
  • ・キャッシュバックボーナスの額が大きい業者に注意する
  • ・FX業者のレビューサイトを利用する
  • ・あやしいソフト販売業者やセミナーに注意する

海外FX業者を利用すれば、高い倍率のレバレッジで大きく儲けられるというメリットがあります。

海外の金融審査機関のライセンスを持ち、顧客資産保護をきちんとしている信頼できるFX業者を選べば、安心してトレードを楽しむことができるでしょう。