更新:2020.04.17 作成:2020.04.15

海外FXの1pipsはいくら?pipsとロットの計算方法について解説!

海外FX pips

海外FXを初めたばかりで、「海外FXのpipsってなに?」「1pipsいくらになるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

pipsの計算ができないと、「いくら値上がりしたらどれらい稼げるか?」「いくら損失が出るのか」といったことが正確に計算できません。

このように、FXを長く続けるためには、「pips」という単位を理解することが大切です。

そこで今回は、pipsの意味や使われる理由、ロットの意味や、pipsの計算方法について詳しく解説します。

pipsについて疑問に思っている方はぜひ参考にしてみてください。

1.【海外FX】pips(ピプス)とは

海外FX pips

「pips(ピプス)」とは、”Percentage in Point”の略で、「値動きの最小単位」を指します。

例えば、米ドル円の場合、日本円の最小単位である1円の1%なので「1pips=0.01円(=1銭)」となります。

また、pipsは円を含む通貨ペアの場合と、円を含まない通貨ペアの場合で単位が異なります。

次に、それぞれどのように単位の異なるのかについてみていきましょう。

1-1.円を含む通貨ペアの場合

ドル円やユーロ円、ポンド円などの円を含む通貨ペアの場合、「1pips=0.01円」、つまり「1pips=1銭」となるため「pips=銭」というシンプルな仕組みです。

円を含む通貨ペアのpipsは、小数第2位と覚える分かりやすいかと思います。

例えば、ドル円が約100.20円のときにエントリーし、レートが100.40円になった際に決済すると、20pipsの利益を取ることができたということになります。

通貨ペア例(円絡み) 1pips
米ドル/円 0.01円
ユーロ/円 0.01円
英ポンド/円 0.01円

1-2.円を含まない通貨ペアの場合

円を含む通貨ペアに対して、ユーロドルやポンドドルなど、円を含まない通貨ペアの場合、「1pips=0.0001」となります。

円を含まない通貨ペアの場合、小数第4位が1pipsの単位と覚えておくと簡単です。

例えば、ユーロドルを約1.1500ドルのときにエントリーし、レートが約1.1508ドルになった際に決済すると、8pips取れたということになります。

通貨ペア例(米ドル絡み) 1pips
ユーロ/米ドル 0.0001米ドル
英ポンド/米ドル 0.0001米ドル
豪ドル/米ドル 0.0001米ドル

2.pipsが使われる理由

海外FX pips

FXに慣れていない初心者の方の場合、「円や銭で表記した方が分かりやすいのに…」と思う方もいるかもしれません。

しかし、利益を「pips」ではなく、「銭」で表してしまうとややこしくなってしまうことがあるのです。

ここからは、FXで「pips」が使われる理由について解説します。

2-1.通貨単位を1つに統一できるため

FXでpipsを使う理由の1つ目は、通貨単位を1つに統一できるためです。

FXで取引できる通貨ペアは、国内FX業者で20通貨ペア以上、海外FX業者で50通貨ペア以上あります。

ドル/円やユーロ/円など、円を含む通貨ペアの場合は「円」や「銭」といった単位を使っても問題ないでしょう。

しかし、ユーロ/ドルやポンド/ドルのように、円が含まれない通貨ペアの場合、いちいち「円」表記にして計算するのは非常に手間がかかってしまうのです。

しかし、pipsという共通の通貨単位を使用することで、異なる通貨を1単位に統一するのにとても便利になります。

2-2.トレードパフォーマンスを測る1つの指標となるため

FXでpipsを使う2つ目の理由は、トレードの実力を適切に測ることができることです。例えば、

  • Aさん:10万円の利益
  • Bさん:10万円の利益

といった2人がいた場合、利益だけで判断すると両者ともにパフォーマンスは一緒です。しかし、

  • Aさん:10pips×10万通貨=10万円
  • Bさん:100pips×1万通貨=10万円

といった2人がいた場合、獲得したpipsの値幅はBさんの方が多いことが分かります。

つまりこの比較の場合、Bさんの方が少ない運用額で大きな利益を獲得している、Bさんの方がトレードパフォーマンスは10倍も優れているということになるのです。

仮にこの2人が同じ金額、同じロット数でトレードをした場合、パフォーマンスには10倍の差が生まれることになります。

このように、トレード結果をpipsで表すと、その人のトレードパフォーマンスを測ることができるのです。

3.point(ポイント)とは?

海外FX pips

FXの業者の中には、pipsの他に「point」という単位を使っているところもあります。

pipsとpointを同じ意味だと思っている方もいますが、実はpipsとpointには違いがあります。

以前までは、pipsの1の位の数字はレートの1番右端の数字に対応していました。

例えば、円を含む通貨ペアの場合は小数点以下2桁、円を含まない通貨の場合は小数以下4桁までを表示していたので、レートの最小単位ということで右端の数字が1pipsの数字になっていました。

しかし最近では、小数点以下3桁または5桁まで表示するFX会社が出てきたので、pipsという単位だけでは、対応できなくなってしまったのです。

そのため、現在ではFX会社が表示している1番小さい桁のことを分かりやすくするためにpointという単位が出てきたのです。

4.ロットとは?

海外FX pips

pipsと同様に海外FXではロットという言葉もよく使われ、pipsの損益を計算する際に必要となります。

ロット(lot)とは、トレードをする時の取引単位のことです。

FXでは、通貨をまとめ買い・まとめ売りをするのが基本です。

そのため、1ロット、2ロットといった単位で取引を行います。

国内FXの場合、1ロットが1万通貨なのに対して、海外FXでは1ロット10万通貨が基本です。

ただし、取引の規模を小さくしたビギナー向けの口座では、1ロット=1,000通貨になっているところもあります。

このように、海外FXは「1,000通貨」や「10,000通貨」といった注文をする際に、打ち間違いの発生を防ぐためにlotという単位が使われているのです。

4-1ロットはいくら?

海外FXでは、先述したように1ロット=10万通貨が基本となっています。

10万通貨というのは、例えば米ドル/円であれば「10万ドル」ということになり、ユーロ/円であれば「10万ユーロ」となります。

つまり、1ロットがいくらになるかは「取引する通貨ペア」と「その時点の為替レート」によって変わってくるのです。

具体的な例を挙げると、1ドル100円のときに米ドル/円を1ロット分トレードする場合、「1ロット=100円×10万」となります。

つまりこの場合、1ロットの取引というのは日本円で1,000万円分の取引をしているということになるのです。

「これではかなりの資金が必要になる…」と思った方も多いと思いますが、そんなことはありません。

海外FXの場合、「MT4(メタトレーダー4)」という取引システムでトレードをする方がほとんどです。

MT4には0.01ロットという取引単位があります。

0.01ロット=1,000通貨なので日本のFXよりも10分の1の取引量でトレードすることが可能です。

4-2.海外FX初心者向けのロット数の目安は?

初心者の方は、最初から大きな利益を狙って最大ロット数で取引をするのではなく、リスクを回避するためにもまずは、最小通貨単位から始めましょう。

また、最小通貨単位で取引することによって、取引をするチャンスが増えるため、練習のチャンスも増えます。

海外FX取引所で有名な「XM」のマイクロ口座であれば、1ロット=1,000通貨から始めることができるため、初心者の方はそこから始めるのがいいでしょう。

またXMの場合、最小取引単位が10通貨なので証拠金が「500円〜1,000円」であれば、取引が可能なので、もし損失が出たとしても大きなダメージにはならないため練習には最適です。

5.1pips(ピップス)はいくら儲かる?

海外FX pips

pipsやロット数について解説しましたが、「結局1pipsはいくら儲かるの?」と疑問に思う方も多いですよね。

そこでここからは、1pipsでいくら儲かるのかについて詳しくご紹介します。

5-1.1pipsはいくらになる?

1pipsは次の2点が関係しています。

  • ・通貨ペア
  • ・取引通貨量(ロット・枚)

例えば、円を含む通貨ペアであれば「1pips=0.01円(1銭)」なので、計算はそれほど難しくありません。

以下に取引通貨量とロット数、1pipsの値動きの関係について表にまとめたので参考にしてみてください。

「米ドル/円(USDJPY)」の1pipsの損益表

取引通貨量 ロット数 1pipsの値幅に伴う損益(手数料は除く)
1,000通貨 0.01 10円
10,000通貨 0.1 100円
100,000通貨 1 1,000円
1,000,000通貨 10 10,000円

「FXは大きな損失が出るので恐い!」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、表のようにロット数(取引量)が少なければ損失も少なくて済みます。

そのため、先ほど述べたように最初のうちは少ないロット数から取引をスタートし、慣れてから少しずつロット数を増やして大きな利益を狙うのもいいでしょう。

5-2.円含まない通貨ペアのpipsの計算方法

円を含まない通貨ペアのpipsを計算する場合、1pips=0.0001通貨単位ペアなら、以下の計算式で1pipsが何円になるかを計算することが可能です。

1pips=エントリー枚数(取引通貨量)×0.0001×為替レート

通貨量によって、1pipsがいくらになるか変わってくるので注意が必要です。

以下にいくつか例を紹介するので参考にしてみてください。

【例1】「AUD/USD(豪ドル米ドル)」で取引通貨量1万通貨、1豪ドル=0.8米ドルの場合

10,000×0.0001×0.8米ドル=0.8米ドル

米ドル=100だとすると、100円×0.8=80、つまり、1pips=80円となります。

【例2】ユーロポンドで100万通貨、1ユーロ=0.7ポンドの場合

1,000,000×0.0001×0.7ポンド=70ポンド

1ポンド=140円だとすると、140円×70=9,800、つまり、1pips=9,800円となります。

1pipsの価値を計算できるpips計算機の使い方

「正直、pipsの計算を自分でするのは面倒くさいな…」と思っている方も多いですよね。

そんな方におすすめなのがpips計算機です。

海外FX業者のXMには通貨ペアごとに1pipsの利益を自動で計算してくれるツールがあります。

海外FX pips

  • ①「通貨ペア」取引したい通貨ペアを選択
  • ②「口座の基本通貨」自分の口座の基本通貨を選択
  • ③「口座タイプ」自分の口座タイプを選択
  • ④「ロット数量」取引数量を入力

以上の4つの項目を入力して、「計算する」をクリックすると、左下に1pipsの利益が表示されます。

参考:https://www.xmtrading.com/jp/forex-calculators/pip-value

6.まとめ

今回は海外FXのpipsについてと、lotやpointとの関係性、1pipsはいくらになるのかについてご紹介しました。

まとめると、pipsは「値動きの最小単位」のことを指します。

pipsを導入することで、世界中のさまざまな通貨取引を行っても、損益の結果が分かりやすくなりました。

また、どれだけpipsの値幅を獲得したかによって、トレーダーの実力を測る指標ともなります。

pipsがいくら儲けたかを計算するには、lotについても知っておくことが大切です。

しかし、pipsの計算は、日本円関連の通貨ペアであれば、計算は分かりやすいのですが、それ以外の通貨ペアの場合は、「pips計算機」を使用する方が簡単です。

さらに、1日に「〇〇pipsの利益が獲れた」「1か月に〇〇pipsの利益を取る」など、具体的な目標を立てる上でも、pipsを使うとトレードのモチベーションの維持・向上にもなります。

利益の計算やモチベーション、トレードパフォーマンスを測るためにpipsを理解することが大切です。

pipsについてお悩みの方はこちらの記事が少しでも参考になれば幸いです。