安全な海外FX業者の特徴を解説!おすすめ5選も紹介
海外FXは国内FXとは異なるメリットもあり、取引したいと考えている人もいるでしょう。
一方で、海外FXは危険と言われる要素もあるので、安全性を考慮すると手が出しにくいかもしれません。
実際に海外FXは金融庁の許可が不要で独自ルールで運営できるため、危険な要素は多いと言えるでしょう。
しかし、すべての海外FXが危険というわけではなく、安全に注意しながらの取引も可能です。
今回の記事では、安全な海外FX業者の特徴やおすすめ業者を5つ紹介します。
危険な海外FXを避けながら、海外FXをうまく活用するうえで参考にしてみてください。
海外FXは安全?危険と言われる要素
まずは、海外FXが危険と言われる5つの要素について解説します。
主に下記が挙げられるため、ぜひ把握しておいてください。
- ・ハイレバ取引に対応している
- ・資金管理が曖昧な場合がある
- ・詐欺業者が混じっている可能性がある
- ・出金拒否に遭うケースがある
- ・税金が高い
ハイレバ取引に対応している
国内FXと海外FXの大きな違いの1つに、ハイレバレッジ取引が可能かどうかという点があります。
国内FXは金融庁の規制によって最大でもレバレッジは25倍までと決められていますが、海外FXは規制がありません。
そのため、海外FX業者によっては最大数百倍・数千倍までレバレッジをかけられます。
ハイレバレッジは一度の取引で回収できる金額が多いメリットがある一方で、損失も大きいデメリットもあります。
損失を出した場合を想定し、「ハイレバレッジ=危険」と考えるトレーダーが多い点も、海外FXは危険と言われる一因です。
資金管理が曖昧な場合がある
国内FXは資金の管理方法が厳しく決められている一方で、海外FXは資金管理が曖昧な場合が多いです。
トレーダーが預けた資金が、勝手に取引とは関係のない用途で使われてしまう可能性はゼロではありません。
会社の運用資金に充てられている場合は、仮に倒産するとそのまま持ち逃げされてしまう危険性があるのです。
すべての海外FX業者の資金管理が曖昧ではないものの、多くの業者に当てはまることから危険と考えられます。
詐欺業者が混じっている可能性がある
海外FX業者の中には、詐欺業者が混じっている可能性は否めません。
海外FXにおける詐欺業者の特徴として、過剰なSNSでの爆益アピールや取引・入金の代行などが挙げられます。
その他にも、婚約目的のふりをして近づき投資話を持ちかけるロマンス詐欺や、意図的にスプレッドを拡大して損切りさせるストップ狩りなどがあります。
こういった詐欺業者が多い点も、海外FXが危険と言われる1つの理由です。
詐欺業者の特徴に当てはまる業者とは取引せず、情報やお金を預けないことがリスク回避に繋がります。
出金拒否に遭うケースがある
詐欺取引によって持ち逃げされる可能性も考えられますが、必ずしも詐欺とは限らず海外FXで得た利益を出金する際に出金拒否に遭うケースが考えられます。
海外FXは出金ルールによって、国内FXよりも出金が複雑で拒否されやすい傾向にあるのです。
例えば、出金拒否となる要素に本人確認の不備や取引口座の登録ミスなどが挙げられます。
また、知らず知らずのうちに禁止されている方法でトレードをしたため、出金拒否に遭うケースもゼロではありません。
ルールに則っていれば出金拒否に遭う可能性は低くなりますが、実際に直面した人が少なくないことから海外FXは危険と言われています。
税金が高い
海外FXは累進課税であるため、FXでの利益が大きくなるほど税率が高くなります。
海外FXの税率は5%から45%と幅広く、金額によっては得た利益の半分近くを税金で支払わなければなりません。
つまり、事前に節税対策をしていなければ手元にお金が残らない可能性が高くなります。
リスクを回避!安全な海外FX業者の特徴
上記のような5つの理由から、海外FXは危険と言われています。
リスクを回避して安全に取引しやすい海外FXの特徴として以下の6つがあります。
下記の特徴に当てはまる海外FXを選ぶことで安全に取引できる可能性が高くなるため、ぜひチェックしておいてください。
- ・金融ライセンスを取得している
- ・運営歴が長い
- ・企業規模が大きい
- ・NDD方式を採用
- ・ゼロカットを採用
- ・信託保全・資金保証がある
金融ライセンスを取得している
金融ライセンスを取得している海外FXは様々な規制があるため、取得していない業者に比べても安全性が高いと考えられます。
金融ライセンスを取得しているかどうかは、各業者のサイトなどをチェックしましょう。
正確に登録が済んでいれば、金融ライセンス取得の旨だけでなく、登録番号が記載されています。
海外FX業者の金融ライセンスは、メジャーライセンスを選びましょう。
メジャーライセンスは特に信頼性が高く、取得が難しいとされています。
代表的なメジャーライセンスとして、イギリスのFCAやキプロスのCySECなどが挙げられます。
また、登録番号がでたらめでないことも合わせて確認しておいてください。
金融ライセンスの登録番号は、金融庁のホームページで確認できます。
運営歴が長い
海外FXには詐欺目的の業者がおり、その特徴として資金を集めてはサイトを閉鎖するというパターンを繰り返すため、運用歴が浅い傾向にあります。
このような詐欺業者を避けて安全に取引するためにも、運用歴が長く多くの人から信頼されている海外FX業者を選びましょう。
運用歴が10年以上、少なくとも5年以上であれば信頼性が高い海外FX業者と考えられるでしょう。
運用歴が長いということは、長期にわたってトレーダーに信頼されているだけでなく、資金力もあるという証明になります。
資金ショートによって倒産する可能性も低いため、運用歴が長く信頼性が高い海外FX業者は安全に取引したい人にもおすすめです。
企業規模が大きい
安全な海外FX業者を選ぶ際は、運用歴と同時に企業規模についてもチェックしましょう。
企業規模が大きい海外FX業者は多くの国々で利用されており、安全性や信頼性が高いと言えます。
幅広い国で利用されている分資金力も高いので、資金ショートや倒産などのリスクも気にせず取引しやすいです。
企業規模は資金力や世界でどのくらい利用されているかなどからチェックしてください。
例えばXMは世界190ヶ国の500万人以上に利用されており、企業規模が大きいと言えるでしょう。
NDD方式を採用
NDD方式を採用している点も、安全な海外FX業者の特徴と言えます。
NDD方式とはノンディーリングデスクの略で、注文を業者の仲介無しで直接インターバンクに流す方式です。
業者が仲介することで、トレーダーの注文は不透明になりやすく、トレーダーの利益は業者に左右されてしまうと言っても過言ではありません。
NDD方式は業者に手数料を支払うだけで良いため、トレーダー自身で利益を把握しやすく透明性が高いです。
ゼロカットを採用
先述したように、海外FXはハイレバレッジ取引ができるため、損失も大きくなる可能性があります。
しかし、ゼロカットを採用している海外FXは大きな借金を背負う心配がありません。
ゼロカットとは、トレーダーの損失がマイナスになった場合、マイナス分は海外FX業者が請け負うシステムです。
そのため、万が一取引で損をして口座のお金が減ったとしても、マイナス分の証拠金を追加で出す必要が無いということです。
追加の証拠金が心配な人は、ゼロカットシステムを導入している海外FXを選ぶようにしましょう。
一方、国内FXにはゼロカットがありません。
国内FXの取引でマイナスが出た場合は、トレーダーが自分で追加で証拠金を支払う必要があると認識しておいてください。
信託保全・資金保証がある
信託保全や資金保証は、トレーダーが預けたお金を守るうえで大切な制度です。
信託保全は万が一業者が倒産した場合でも顧客資金を保証する制度で、国内FXは導入が義務付けられている一方で、海外業者は強制ではありません。
信託保全が無い海外FXを利用すると、万が一業者が倒産すれば預けたお金が返還されずに無駄になってしまうため、預けた資金を守るため信託保全や資金保証がある業者を選んでください。
海外FXのサイトにある顧客の資金ポリシーをチェックし、明記されていない業者は使わない方が安全です。
安全なおすすめ海外FX業者5選
最後に、安全なおすすめ海外FX業者について5つ紹介します。
XM
XMは安全と言える特徴の多くに当てはまる海外FX業者です。
そのことから、利用している日本人は多くいます。
運用歴は10年以上で世界196ヶ国で利用されており、実績・規模感も十分と言えます。
さらに、セーシェル金融サービス庁の金融ライセンスを取得しています。
セーシェル金融サービス庁は顧客と企業の資産を分離しての管理を義務付けており、預けたお金を守る面でも安全性が高いです。
その他にも、ゼロカットシステムやNDD方式を取り入れており保証金の追加や不透明な運用などの心配もありません。
そして、XMのサイトは日本語で表記されており、初めてFXを運用する人でも利用しやすいです。
デモ口座開設サービスや24時間サポートなどもあるため、安全に海外FXにて取引したい人はチェックしておきましょう。
AXIORY
AXIORYは多くの安全な特徴に当てはまる海外FX業者です。
なかでもFPA評価が3.542点と高く、口コミでの評価が高いという特徴があります。
口コミでサービスを選びたい人におすすめです。
FPA評価とはFX業界最大の口コミサイトで、3.5以上の評価があればかなり信頼性が高いFX業者と考えられます。
自作自演の口コミは削除されるため、サクラの評価に遭うリスクも低いです。
なお、AXIORYは信託保全でトレーダーの資金が保証されている、出金拒否が無いといった点もメリットとして挙げられます。
TradeView
TradeViewはゼロカットシステムやNDD方式など、安全に取引できる様々な要素がある海外FX業者になります。
TradeViewの金融ライセンスはケイマン諸島のCIMAで、厳しい規定が特徴です。
CIMAは年に1回の外部機関の監査やコンプライアンス証明書の提出などをしなければならないことから、第三者評価で安全性を図りたい人におすすめです。
日系スタッフのサポートも付いているため、取引時に不明点があっても安心して問い合わせができます。
また、資金は顧客用と会社用を分ける分別管理を徹底しており、自分のお金が会社の運用に使われる心配もありません。
FXGT
FXGTはXMと同様にセーシェル諸島の金融ライセンスを取得している海外FX業者です。
顧客の資産を守るため損害賠償責任保険に加入しており、万が一倒産した場合は最大1,000,000ユーロをトレーダーに配分します。
また、海外FXのデメリットとしてありがちな出金トラブルの声も少ないため、確実に出金したい人にとって利用しやすい海外FX業者と言えるでしょう。
Exness
Exnessは2008年から15年以上続く海外FX業者で、初心者だけでなくFX中級者向けの取引も数多く取り揃えています。
世界150ヶ所で利用されており、規模が大きい点も信頼性を伺わせます。
なお、セイシェル共和国の金融ライセンスを取得しており、登録番号もサイトに明記されているため安心です。
レバレッジの上限が無くハイレバレッジ取引ができる危険性もありますが、最低単位は10ドルからとなるため少額取引を希望する人にとって気軽に利用できます。
また、出金方法が豊富で即時出金が可能なため、すぐに利益を手に入れたい人にもおすすめです。
出金に関する注意事項や手順などはサイトに細かく記載されており、出金拒否などのトラブルに遭う可能性も低いと言えます。
まとめ
今回の記事では、安全な海外FX業者の特徴やおすすめ業者について解説しました。
海外FX業者は国内FX業者と比べてハイレバレッジ取引が可能な点や資産管理があいまいな点などで危険と言われる傾向にあります。
しかし、海外FX業者には安全な業者も複数あり、必ずしも海外FX業者は危ないとは言えません。
海外FX業者で取引する際は、安全な業者の特徴を把握したうえで選択することが大切です。
安全な海外FX業者の特徴としては、金融ライセンスの取得やゼロカットシステムの導入などが挙げられます。
事前に海外FX業者の各ホームページや口コミをチェックし、安全か否かを見極めてから取引してください。