MT4が回線不通で動かない!原因の調べ方と対処法を紹介
「MT4が回線不通として動かなくなった」「もう一度動かすにはどうしたらいい?」などと悩んでいませんか。
MT4は不具合によって、チャートもしくは画面全体が動かないことがあります。
しかし状況に合った原因を突き止めて対処すれば、また動かせるようになります。
今回はMT4のトラブルに対処したい人のために、回線不通への対応を紹介します。
この記事を参考にすれば、自力でトラブルを解決できるでしょう。
「回線不通!」のときに考えられるエラーは?
MT4の画面右下に「回線不通!」と表示されているときは、3つの原因のどれかが考えられます。
ログインの失敗、パソコンやインターネットの接続トラブル、FX会社側のシステムトラブルです。
それぞれのケースの詳細を知り、状況に合わせた対策を学びましょう。
MT4へのログインに失敗している
MT4へのログインに失敗していると、画面右下に「回線不通!」という表示が出ます。
正常どおりに使うには正しいアカウント情報を入力し、ユーザーが誰かをはっきりとMT4に認識させなければなりません。
ユーザーにとって間違っているアカウントを入力すると、まずMT4にログインできずやり直しを求められます。
アカウントの文字列自体が合っていても、ひもづいている口座が無効だったらMT4を使えません。
アカウントの間違いや口座凍結によって、ログインできないこともあります。
自身が使っているパソコンやインターネットに問題あり
MT4の通信が止まっていると、自身のパソコンやインターネットの接続状態に問題があるかもしれません。
ネットやMT4の不具合が出たら、自身が使っている機器に異常がないか確かめましょう。
パソコン本体の故障や、サーバーの接続不良などが原因で、MT4が使えなくなることがあります。
特定のセキュリティソフトが入っているために、MT4が動いてくれないケースにも注意です。
この場合は、一旦ソフトを無効化してからMT4を使えるようにする必要があります。
自身のパソコン側で問題が起きている場合は、MT4を使えるように自身で対処するケースがほとんどです。
FX会社側のシステムトラブル・メンテナンスの可能性も
FX会社側でシステムの問題が起きた場合も、MT4を使えません。
FX会社側でサーバーがダウンすると、多くの利用者が復旧までMT4を利用できなくなります。
会社側が定期的にメンテナンスを行う時間なら、終わるまでユーザーはMT4にアクセスできません。
システムトラブルは会社側の予告なしで起きますが、この場合はTwitterなどの口コミでFX会社の異常を訴える人が多数現れます。
一方でメンテナンスはFX会社側から事前告知があるので、使えない時間をあらかじめ知れるでしょう。
FX会社側のシステムトラブルは自力で対処できません。
復旧まで時間をおきましょう。
発生原因を調べる「トラブルシューティング」を行おう
ユーザー側の原因でMT4を使えない場合は、原因を明らかにしなければなりません。
しかし機械に使い慣れている人でも、トラブルのもとが分からないことがあります。
原因を調べる「トラブルシューティング」を学び、MT4使用時に実践してみましょう。
トラブルシューティングとは何か
トラブルシューティングとは、問題が起きたときの原因をはっきりとさせ、正しく対処するための行動パターンを意味します。
主にIT業界で使われる言葉で、MT4でもトラブルシューティングから解決方法を実践し、また使えるように努めることが大切です。
トラブルシューティングでは問題への理解が重要です。
MT4のトラブルで原因が分からないときは、以下の項目のどれに当てはまるかを考えましょう。
- ・ユーザー側のミスではないか?
- ・パソコンが正常にネット接続できているか?
- ・パソコン側のソフトウェアが原因ではないか?
- ・スマートフォンアプリとしては使えるか?
- ・MT4は最新か?
以上のどれかに心当たりがあれば、それに合わせた対処法を導き出せます。
情報整理で相談すべき相手も見えてくる
トラブルシューティングのような情報整理によって、自力で解決できるか、それとも誰かに相談すべきかも分かってきます。
自力での解決が不可能なら、トラブルの状況に合わせてどのような業者に相談が必要かを考えましょう。
たとえばパソコンのトラブルなら、ハードウェア機器の修理業者に相談したり、新しくパソコンを買い換えるべく家電量販店に向かうことが考えられます。
パソコンに異常がないならMT4の問題と分かり、FX会社のサポートに問い合わせられるでしょう。
問題解決のキーポイントはトラブルシューティングです。
情報整理をして、解決方法や正しい相談先の決定を行います。
チェック1: ユーザー側のミスではないか?
ユーザー側のミスによりMT4にアクセスできないときが多いようです。
ここで挙がる原因は、時間をおいてアクセスし直したり、ログイン情報を修正したりすることで対処できます。
MT4を使えないときは、何かミスがないかを確かめましょう。
ユーザー側のミスによるログインエラーの理由
ユーザー側のミスでMT4にログインできないことに気をつけましょう。
この場合は機械の問題ではなく、アクセス時の手順が間違っているだけです。
以下がありがちなミスの代表例です。
- ・IDやパスワードなどのログイン情報が違う
- ・アカウント情報にひもづいたFX口座が無効になっている
- ・土日など取引できない日にアクセスした
以上のどれかに当てはまっていないかを確かめましょう。
FXのアカウントやルールは前もって確かめよう
FXのアカウントやルールは、ログイン時のミスがないようにチェックしましょう。
たとえばアカウント情報は、MT4をはじめ対応するプラットフォームやサイトに応じて正しく覚える必要があります。
忘れないようにメモをとっておくことが大切です。
アカウントにひもづいた口座は無効になっていませんか? デモ口座の期限切れやリアル口座の凍結でもMT4にログインできなくなるので、再申請などの対処が必要です。
FXは土日は取引できず、年末年始もクリスマスや元旦を中心に休業日があります。
こうしたときにはMT4自体、誰も使えません。
アカウントやルールを間違えないように、MT4を扱うことが重要です。
チェック2: パソコンが正常にネット接続できているか?
MT4が「回線不通!」というメッセージを出しているとき、パソコンがネット接続できていないかもしれません。
ネット全体に接続できないだけでなく、MT4にだけパソコンがつなげられないケースもあるようです。
状況に合わせた対処法を見つけ出しましょう。
パソコンの接続環境の改善についてまとめました。
MT4だけが回線不通ならパソコンに異常なし
MT4の回線不通でパソコンが重く感じることもあります。
しかしGoogleやYouTube、個人ブログなど他のサイトにはスムーズにアクセスできるなら、パソコンの故障ではないと分かるでしょう。
パソコン自体が好調ならMT4が原因かもしれません。
FX会社側でシステムトラブルが起きているか、インジケーターの入れすぎで重くなっていませんか。
心当たりがあれば、MT4内で状況に合わせた対処法を考えましょう。
MT4が原因でパソコンが重く感じるときがありますが、他のサイトには素早くアクセスできれば機器の異常ではありません。
パソコン自体がインターネットに接続できないときの対処法
MT4以外のアクセスを試してみても動きが鈍ければ、パソコンの接続不良でしょう。
LANケーブルや回線機器が抜けていたり、回線自体の調子が悪くなっていないか確かめてください。
パソコン機器自体が問題なのか、回線のトラブルなのかを判別する必要があります。
どちらかのサポートセンターに相談し、トラブルの状況をなるべく詳しく話しましょう。
MT4だけでなく他のサイトにもアクセスしづらければ、パソコンの異常を考えた方がよさそうです。
チェック3: パソコン側のソフトウェアが原因ではないか?
パソコン側のソフトウェアが原因で、MT4を動かせないときがあります。
使用中にMT4が重いだけでなく、インストール自体ができないケースもあるようです。
ウイルス対策のソフトウェアが影響していないか調べましょう。
セキュリティソフトがインストールを阻害していることがある
MT4に問題が起きたときは、セキュリティソフトが原因かもしれません。
ソフトがMT4を有害と認識していて、パソコンが通信できない可能性があります。
主にMcAfeeやSymantecのようなアンチウイルス系のソフトを使っているときに、MT4が使えない現象が起きるようです。
セキュリティ対策のソフトが入っていれば、MT4を邪魔していないか確かめましょう。
もともと入っていたり、後から追加したりしたセキュリティソフトがMT4を使えなくさせているかもしれません。
セキュリティソフトを外してからMT4をインストール
MT4をインストールできないなら、導入しているセキュリティソフトを一旦外しましょう。
ソフトの邪魔が入らないことで、インストールできる確率がアップするからです。
セキュリティソフトを無効にする方法は、種類によって異なります。
しかし一度無効にできれば、パソコンが問題なくMT4を取り込んでくれるでしょう。
ただし導入後はソフトを入れ直してください。
大抵は入れ直したあとでもMT4を使えます。
セキュリティソフトを外してからMT4を取り込めれば、原因が分かるとともに問題も解決するでしょう。
ファイアウォールを無効にしてMT4を再起動する</h3>
MT4を導入できないとき、パソコンによってはファイアウォールの無効化でMT4を取り込めます。
セキュリティソフトだけでなく、こちらを無効化することで、トラブルなくMT4にアクセスできるかもしれません。
この場合も導入に成功したらファイアウォールの再設定が必要です。
しかしMT4を取り込んだあとにファイアウォールを入れ直しても問題はありません。
少し面倒に感じる人がいそうですが、FX投資を始めたいなら試してみましょう。
チェック4: スマートフォンアプリとしては使えるか?
スマートフォンアプリ版のMT4にアクセスできるかもチェックポイントです。
パソコンだけが動かない場合と、アプリとしても使えないときで対応が分かれます。
アプリの状態を確かめることでMT4を使えない原因が判明することもあるでしょう。
パソコンのMT4だけが動かないときの対処法
アプリ版のMT4が使えるときは、パソコン版だけがアクセスしづらくなっているでしょう。
この場合はパソコンのセキュリティを一旦外して、MT4が正常に動くかを確かめる必要があります。
パソコン版でもスムーズに動くようになれば、セキュリティを入れ直して確認作業は終了です。
アプリが使えてパソコンが使えないときは、パソコン側のMT4がセキュリティソフトの阻害を受けているかもしれません。
アプリとしても使えないときの対処法
パソコンだけでなく、スマートフォンアプリとしても使えないときは、接続環境に問題があるかもしれません。
この場合、自力での解決は難しいと考えましょう。
対処法としては回線業者に接続状況を調べてもらうことが考えられます。
FX会社のサーバー側の問題で、パソコンとアプリ両方でMT4が使えないときもあります。
このときはFX会社側からトラブルに関するお知らせがあると思われるので、公式発表に応じて対処してください。
パソコンとスマートフォン両方でMT4が使えなければ、MT4の接続状況や、FX会社側のシステムトラブルかもしれません。
チェック5: MT4は最新か?
MT4のバージョンが新しくないという原因で、回線不通になることもあります。
MetaQuotes社は、2019年3月1日に古いバージョンのMT4をサポートから外すと決めました。
正確にはパソコン版において「Build1118」 、アプリ版の「Build1104」以前のバージョンがサポート対象外です。
自身のバージョンをチェックして古いようなら、MT4のアップデートで回線不通を解決できるでしょう。
まとめ
MT4に入ったとき、画面右下に「回線不通!」と表示が出ます。
このときはMT4の使用環境のどこかに異変が起きているでしょう。
今回の記事を参考に原因をはっきりさせ、適切な対処法をとることが重要です。
自力で解決できない問題だと分かったときは、FX会社のサポートや業者に相談してください。
正しい対処法をクリアできれば、MT4をまた使えるでしょう。