MT4で「無効な口座」と表示されたら?対処法や口座の注意点を紹介
MT4にログインしようとしたら「無効な口座」と表示されて困ったことがあるという方もいるでしょう。
このようにログインできなかった場合は、原因を突き止め、接続環境や口座の確認をする必要があります。
MT4にログインできず困ったときのために、「無効な口座」と表示されたときの対処法を紹介します。
MT4でのログインに失敗しないように対策したり、失敗したときの改善方法が分かるでしょう。
「無効な口座」と表示される原因は?
MT4にログインできないとき、「無効な口座です」という表示が出ることがあります。
この表示の原因は以下のどれかです。
- ・口座が有効ではない
- ・アカウントやサーバーの情報が違う
- ・利用中のFX会社提供のMT4以外のアカウントを使っている
- ・口座が凍結されている
- ・MT4のバージョンが古い
- ・土日のようなFXの休業日
- ・FX会社のメンテナンスやサーバー障害
以上の7つが、主にログインできない原因です。
使える口座とひもづいたログイン情報を使っていても、他の原因で「無効な口座です」という文言が出ることもあります。
思い当たるところから解決を探りましょう。
「無効な口座」表示によるログイン失敗への対処法
MT4にログインしようとして「無効な口座です」という表示が出たら、まずは原因を調べましょう。
原因にもとづいた対処法に成功すれば、ログイン可能です。
MT4に入れない原因の詳細と、それぞれの対処法をまとめました。
口座が有効になっていない
「無効な口座です」という表示が出たら、最初に口座が有効になっていないことを考えてみてください。
口座開設の手続きを終えたのにログインできない場合、FX会社が口座の使用をまだ認めていない可能性があります。
手続きから口座使用許可がおりるまでには、基本的に2~3営業日かかります。
この前にMT4をダウンロードしてログインしようとしても、口座が有効になっていないので使えません。
本人確認書類の未提出など、書類不備でも口座は有効化しません。
必要書類をすべてFX会社に出せるように、手続きは慎重に進めましょう。
口座が有効になっていない原因として、FX会社から使用許可が下りていないことが挙がります。
各業者のルールに従って手続きを進めたうえで、使用許可をもらってからログインしましょう。
アカウント情報やサーバー選択が間違っている
アカウントやサーバーの情報が間違っていても、MT4に無効な口座と判定されてしまいます。
IDとパスワードの各文字列が間違っていないか確かめましょう。
正しい情報を入力してから、初めてMT4にログインできるしくみです。
サーバー番号が間違っていても有効な口座と判定してもらえません。
MT4によって対応できるサーバーが違うので、自身がインストールした仕様に合わせたサーバーを選びましょう。
アカウントやサーバーの情報を修正することで、ログインできることもあります。
利用中のMT4以外のアカウントでログインしている可能性も
利用中のMT4と違うアカウントでも、ログインできません。
自身が入力しているアカウントが正しくても、使用中のMT4には対応していないからです。
たとえばMT5のアカウントをMT4に入力しても失敗します。
MT系プラットフォームを複数使っているなら、アカウントと正しいログイン先があやふやにならないように気をつけましょう。
MT4別のアカウントやサーバー情報をメモすれば、このような間違いは避けられます。
使用中のMT4に合わせて、正しいログイン情報を心がけてください。
口座が凍結状態
凍結した口座は有効と認められません。
一定期間に取引や入金がなかったり、FX会社の規約違反があったりすると、口座凍結を受けることがあります。
しばらくFXから離れていて久しぶりにやりたくなったときは、口座凍結でMT4にログインできないことに注意です。
休眠状態の口座は新規注文や入金で復活させられます。
凍結した口座は復活できず、再登録が必要です。
FXからしばらく離れていて、再開したいときは口座の期限切れに気をつけましょう。
MT4のバージョンが古くなっている
MT4のバージョンが古い場合も、ログインできないことがあります。
最新バージョンでないために、新しくなったサーバーに接続できないからです。
MT4の開発社であるMetaQuotesは2019年3月1日にも、PC版では「Build1118」、Androidアプリでは「Build1104」よりそれぞれ古いバージョンはサポート対象外と発表しています。
MT4の上部ツールバーにある「ヘルプ」から「バージョン情報」を押すことで、使用中のタイプを確認可能です。
自身のMT4のバージョンが古すぎないかを見ておきましょう。
最新でないときはバージョンアップか、MT5への切り替えが選択肢です。
土日のFXが動いていない日はログインできない
土日のようにFX市場で取引ができない日は、MT4へのログインもできません。
週末は為替市場が休みだからです。
ただし祝日は世界によって違う関係から、平日に限り取引可能です。
年末年始でもFXが動いていない日があります。
FX会社の公式発表や営業カレンダーを見て、休業予定日に注意しましょう。
土日はFX自体は休業していますが、為替自体は動いています。
MT4にログインできない間もFXのポジションを持ち越すことで損をするかもしれません。
リスク回避にはMT4にログインできる平日の間にポジションを手放しましょう。
FXは土日は休業しているため、MT4にもログインできません。
平日まで待つ必要があります。
FX会社のメンテナンスやサーバー障害
FX会社の方でメンテナンス中だったり、サーバー障害が起きていたりすると、ユーザーはログインできません。
正しいアカウントなのに何度やってもログインできないときは、システムの問題という可能性があります。
メンテナンスはほとんどの場合、FX会社が事前に告知するので、その時間帯にはMT4が使えないと認識しましょう。
しかしサーバーの問題では予告なしでログインできないことがあります。
特に世界情勢や経済に影響の大きいニュースが起きたことで、買いや売りの注文が殺到するときは要注意です。
サーバーの強くないFX会社だと、アクセスの殺到に耐えきれなくてダウンしてしまうかもしれません。
この場合にログインできない事態が起きるようです。
メンテナンスやサーバーなどシステムに関する問題でも、MT4が「無効な口座です」と表示することがあります。
この場合はしばらく時間をおいて再ログインしましょう。
MT4のログインにおける注意点
MT4のログイン情報は間違えないように気をつけましょう。
特に口座のアカウントをMT4のログイン情報として間違えてしまい、先に進めないケースがあるようです。
アカウントに期限が設けられるケースもあるので注意しましょう。
ログイン時のアカウントの使い方に関する注意点をまとめました。
口座のログイン情報とMT4のログイン情報は異なる
MT4と口座でログイン情報が異なるFX会社があります。
2つのログイン情報を間違えないように気をつけてください。
これからMT4を使おうと思っても、口座へログインするアカウントでは先へ進めません。
FX会社へのアクセスに必要なアカウント情報はメールで知らされるので、どれがMT4へつながるアカウントかまで見ておきましょう。
MT4には専用アカウントが必要です。
FX投資では複数のアカウントを使う人が多いので、プラットフォームや口座に合わせて覚えましょう。
アカウントの期限に注意しよう
FX会社にはアカウントに有効期限を設けていることもあります。
期限切れの情報はMT4のログインにも使えません。
有効期限なしとしているFX会社でも、最終ログインから一定日数が経過することで無効にするケースがあります。
たとえばXMのデモ口座でも有効期限なしと発表していますが、最終ログインから90日以上経過すればもう使えません。
MT4に有効期限の過ぎたアカウントを使っても、「無効な口座です」などという表示に阻まれます。
有効期限が切れないように、普段から定期的な使用を心がけてください。
口座のパスワードを忘れたら再発行を受けよう
MT4のパスワードを忘れた場合は、再発行が必要です。
まずはMT4に対応したFX会社の公式サイトにある問い合わせフォームにアクセスしましょう。
問い合わせはメール形式が基本ですが、XMのようにライブチャットで相談できることもあります。
連絡先であるメールアドレスに、パスワード紛失の旨を知らせましょう。
相談を受けたFX会社からは、パスワードの再発行を知らせる連絡が届きます。
業者側からの指示に従い、新しいパスワードを入手してください。
MT4のパスワードを忘れると、再発行の手間がかかるので気をつけてください。
口座の期限切れに対処する方法
MT4にログインできない原因として、口座の期限切れが挙がります。
何らかの原因で口座が無効になっている場合は、復活や再登録などの対処が必要です。
デモとリアル両方で口座の期限が切れた時の対処法をまとめました。
デモ口座は再申請を進めよう
デモ口座の期限が切れたことでMT4にログインできない場合は、再申請で対処できます。
MT4に対応したFX会社の多くは、デモ口座に有効期限を設けており、3~6か月で無条件に切れます。
有効期限を知らないまま使い続けて、ある日突然ログインできなくなることもあるでしょう。
有効期限切れによるデモ口座の再申請は、大まかに以下の手順でクリアできます。
- 1.MT4のツールバーより「ファイル」を選び、サブメニューより「デモ口座の申請」をクリック
- 2.サーバー選択画面より「スキャン」開始
- 3.選択画面の下部で緑色のゲージがたまったら「次へ」ボタンを押す。
- 4.「デモ口座の申請」画面より「新しいデモ口座」にチェックを入れて「次へ」ボタンを押す
- 5.ユーザー情報の名前やメールアドレス、電話番号などの個人情報を入力。「次へ」ボタンを押すと登録完了になる
- 6.MT4を再起動させるとログインできる
以上で新しいデモ口座アカウントによるMT4へのログインが可能になります。
リアル口座凍結も作り直しで解決できる
リアル口座の凍結を受けた場合も、作り直しでMT4をまた使えるようになります。
放置期間が長くて口座を凍結されても、焦る必要はありません。
初めてFX会社に口座を開いたときと同じように、最初から開設手続きが必要です。
氏名や住所、メールアドレスのような個人情報だけでなく、運転免許証やマイナンバーカードといった本人確認書類もまた提出しなければなりません。
収入や使う予定の予算などお金に関する質問にもあらためて答える必要があります。
基本的な手順は新規口座開設と変わらないので、再開設時の状況を正直に答えましょう。
FX会社からの審査に通過できれば、新しく有効な口座を持っていることでMT4へログインできます。
口座の作り直しでは開設ボーナスはもらえない
口座の作り直しでは、開設ボーナスは手に入りません。
FX会社の多くで、口座開設や初回入金だけでボーナスをもらえるところが多いでしょう。
しかし口座凍結後に新しく作り直した場合は、口座開設ボーナスをもらえません。
ただし入金ボーナスは上限額の引きつぎを条件に、またもらえます。
たとえばFX会社でもらえる入金ボーナスの上限額が50万円で、凍結前に25万円しかもらえないときは、残り25万円分を手に入れられるでしょう。
口座の作り直しでは、開設ボーナスは受けられませんが、入金を条件としたタイプではまだチャンスがあります。
休眠口座はMT4にログインできる
休眠口座は凍結状態ではないので、MT4にログインできます。
追加入金や新規注文で活動中の口座にも戻れるでしょう。
凍結ではなく休眠口座になる要因として、口座内にお金が残っていることが挙がります。
取引しないままお金だけを残していると休眠になりますが、そこから毎月口座維持手数料が引かれるしくみです。
この過程で口座内のお金がゼロになり、一定期間が過ぎると凍結状態になります。
凍結前に口座を再び使えば、MT4にもログインできますし、注文も再開可能です。
口座が休眠しているだけならMT4を無条件に使えます。
まとめ
MT4にログインしようとしても「無効な口座です」と表示されると先に進めません。
口座が使えなかったり、アカウントが間違ったりしているのが主な原因です。
MT4のバージョンが古かったり、FX会社側のシステムトラブルがあったりしても、ログイン時に「無効な口座です」と表示されるケースもあります。
正しいアカウントを使っているのにログインできないときは、他の原因にあたっていないか確かめましょう。
ログインに失敗しても焦らず、原因を突き止めることが大切です。
原因に合わせた対処により、MT4をまた使えるので安心してください。