MT4でアラートを有効活用し利益を出そう | 実践的な使い方を紹介

「MT4のアラートってどうやって使えばいいの？」「どんなときに使えば利益に生かせる？」などと疑問に思っていませんか。

MT4のアラート機能を使えばさまざまな場面でFXの投資タイミングを逃さずに済みます。

今回はMT4におけるアラート機能の活用方法をまとめました。

FX相場はいつどのように変化するか分からないので、アラート機能の正しい使い方を覚えましょう。

この記事を参考にすればアラートが投資生活に役立つでしょう。

MT4アラートの設定方法

まずはMT4におけるアラートの設定方法を解説します。

PC版だけで使う場合と、スマートフォンアプリに通知させる場合で設定方法が異なるので、それぞれ覚えておきましょう。

PC版MT4の標準アラートの設置方法

MT4のインストール後、以下の手順を踏まえれば設置できます。

• 1.MT4画面下部のターミナルウインドウより「アラーム設定」タブで右クリック
• 2.サブメニューより「作成」
• 3.設定画面で以下の項目をカスタマイズし「OK」ボタンを押す

以上の項目の設定が終われば、希望の条件でアラートを通知してもらえます。

スマホアプリでプッシュ通知を設定しよう

MT4のスマホアプリをインストールしたあと、プッシュ通知を有効化しましょう。

以下の手順でできます。

• 1.アプリのメニューより「設定」をタップ
• 2.「通知」を選び「MetaTrader4」へ進む
• 3.通知方法の設定画面でiPhoneは全項目ONに、AndroidはすべてOFFにする

以上でスマホアプリからのプッシュ通知設定は完了です。

次にMetaQuotes IDを以下の手順に従って手に入れましょう。

ここではAndroidを例に解説します。

• 1.「設定」より「チャットとメッセージ」を選ぶ
• 2.画面下部にあるMetaQuotesIDをメモしたあと、コピー
• 3.PC版のMT4を起動し、「ツール」メニューから「オプション」を選ぶ
• 4.通知機能タブより「プッシュ通知機能を有効にする」「トレード処理を通知する」にチェックを入れる。
• 5.MetaQuotesIDを入力し、OKボタンを押す。

以上が終わったらテストをしてみましょう。

スマートフォンにMT4からのアラートが届けば設定成功です。

MT4アラートの基本的な使い方

設定が終わったら、MT4アラートの基本的な使い方を試してみましょう。

指定レートや時間に到達したら、お知らせが届くかどうかをチェックしてください。

基本的な使い方を2つのケースに分けてまとめました。

指定レートに到達したときのお知らせ

MT4のアラートは作動するタイミングとしてレートを決めることで、実際の通貨価格が到達したときに反応します。

アラート設定で、目当ての通貨ペアと希望価格の組み合わせを決めれば動くしくみです。

アラート設定でレートを決めることで、自身の価格予測が正しかったかも分かります。

想定した時期までにアラートが来なければ予測が外れたことになりますが、正しければ次の投資行動につなげられるでしょう。

仕事などで忙しくてチャートを見るひまがないときも、アラートで反応する価格だけを決め、通知を待つだけでも大丈夫です。

このようにレートに従って反応させることは、アラート機能のスタンダードな使い方でしょう。

指定時間でのお知らせもしてもらえる

レートだけなく、日時を決めてアラートを反応させる方法もあります。

こちらは通貨ペアの実際の相場に関係なく、時間が来たことを教えてもらえるしくみです。 

特に短期トレードをしていて、買ったものを売ったり、先に売ったものを買い戻したりするタイミングを決めたいときがあるでしょう。

こうした決済注文のタイミングを逃さないようにアラートに頼れます。

数分～1時間以内にポジションを決済するスキャルピングを行っていれば、正確な決済のタイミングが重要です。

タイミングを忘れて不利な条件で取引することがないように、決まった日時にアラートを鳴らすことも有用でしょう。

短期トレードを中心に、日時を合わせたアラートの使い方も役に立ちます。 

MT4のアラートを設定するメリット

MT4のアラートを設定することで、FX投資にさまざまな好影響が出ます。

新規注文や決済のタイミングを逃さず、感情まかせではないトレードがやりやすいなどのメリットが考えられます。

アラートを設定することで期待できる効果を見ていきましょう。

新規注文のタイミングを逃さない

アラート設定で、希望のタイミングで新規注文をしやすくなります。

反応価格を、設定時点の相場より少しズラせば、通知で価格傾向が分かるしくみです。

MT4のアラートは複数設定も可能です。

たとえば特定の通貨ペアで価格の上下が繰り返されている場合、その期間中の最高値より少し上と、最安値より少し下の価格に設定したアラートを作ってみましょう。

どちらかのアラートが反応した時点で、価格の上昇または下落傾向が始まったと考えられます。

FX相場の傾向が分かってから投資したいときは、アラートでトレンドの始まりを知れることもポイントです。

新規注文の正しいタイミングをつかむ意味でも実践してみましょう。

利益確定や損切りのタイミングも逃さない

アラートのおかげで、利益確定や損切りのタイミングを逃さなくなります。

利益確定とは、ポジションの価値が建てたときよりプラスになっている分を決済で得ることです。

損切りは、ポジションの価値が建てたときよりマイナスになっている状態で決済し、損失を受け入れることを意味します。

利益確定や損切りのタイミングをアラートで知らせてもらうことで、想定していた損益での決済につなげられます。

たとえば通貨を買った時点より高い価格を設定すれば、そこを売るタイミングと割り切れるでしょう。

損切りの場合もポジションを手放す日時を決めておき、アラートで知らせてもらえば、相場の好転は望めないとしてあきらめがつきます。

このようにアラートを設定することで、決済のタイミングを正確に決められるでしょう。

感情まかせのトレードによる損失を防げる

アラート設定で、感情まかせのトレードも減らせるでしょう。

FX初心者にありがちなミスとして、感情まかせで投資のタイミングを決めた結果、損失を重ねてしまうことが挙がります。

たとえば買った通貨が値上がりしても、「もう少し伸びる」と考え続けて売ることを引き延ばした結果、いつの間にか相場が暴落して損をするケースがあるでしょう。

このような事態を防ぐために、アラートで決済のタイミングを決めることが重要です。

日時を決めれば、ポジションを手放すタイミングが分かりやすくなります。

希望価格で設定すれば、利益確定や損切りを決める相場も定められ、無駄な損失を防げるでしょう。

計画的なトレードを実践するためには、アラートによる設定が不可欠です。

MT4アラートはこんなときに使おう

MT4は適切なタイミングで使うことで、投資に役立てられます。

使うタイミングが分からない場合は、最初に以下の3つの目的から選んではいかがでしょうか。

世界情勢や経済ニュースの相場への影響を見たいとき</h3> 

世界情勢や経済に関連した重大なニュースがあるときは、発表日時にアラートを合わせましょう。

特に経済指標や雇用統計のように恒例化しているものは、発表予定のタイミングでアラートが鳴るように、決まった日時を指定するのが理想的です。

特にアメリカの経済や政治のニュースは、世界中の通貨の相場に影響を与えるので注目しましょう。

ニュースを受けて相場が大きく動くケースもあるので、ここは価格よりも日時指定でアラートを決めた方がよさそうです。

世界的なニュースや経済発表を控えているときは、情報が明らかになる日時を合わせて、影響を確かめましょう。

買いや売りのタイミングを正確に知りたいとき

買いや売りのタイミングを逃さないためにもアラートは有効です。

日時で指定すればポジションを手放す時間や、新規注文のタイミングの指標になります。

忙しい時間でも投資行動を逃すリスクを減らせるでしょう。

FXで重要なのは決済のタイミングです。

相場がどこまで値上がりまたは値下がりするかで決めれば、アラートが鳴ったときに狙い通りの価格でポジションを手放せます。

利益確定でも損切りでも、狙ったタイミングで決められるでしょう。

このように買いや売りの正確なタイミングを教えてもらう意味でも、アラートは有用です。

FXでのマイルールを忠実に守りたいとき

FXにおけるマイルールを忠実に守る意味でも、アラートは役に立ちます。

アラートが投資のタイミングを教えてくれることで、欲に負けるリスクを防げるからです。

たとえば買いや売りのポジションを建てたあとに、許容できる損失を決めたとします。

このとき「買った通貨が0.5円下がったら売ろう」と決め、購入時より0.5円安い相場でアラート設定した場合です。

実際に決まった価格まで下がったらアラートが鳴り、損切りにつなげられます。

FX相場を長時間見ていないことで、余計に損失が増えることもありますが、アラートを使えばそうした事態も防げます。

状況を問わずマイルールを守りきる意味でもアラートは助かるでしょう。

VPSでMT4オフ時もアラートを受け取れる

特殊なアラート機能にVPSがあります。

こちらはMT4を標準設定で使っているときよりもアラートの機能が本格的です。

特にMT4をオフにしているときにアラートが来ないという悩みを解決するツールとして役に立つでしょう。

VPSの意味や使い方を紹介します。

VPSとは何か？

VPSは「Virtual Private Server」の略で、24時間自由にアクセスできる仮想PCを、サーバー上でレンタルできるサービスです。

レンタルなので有料ですが、月額2,000円程度で使えるものもありお得でしょう。

VPSを使って、FXに関するアプリケーションやソフトウェアも保存できます。

自身が現実で使っているパソコンがオフになっていても、VPSは仮想PCとして24時間動いているので、FX投資に役立てられます。

MT4をVPS内で開けば、24時間常に動いている状態です。

仮想PCの利便性をFX投資に活かしましょう。 

通常のMT4は起動していないとアラートも動かない

MT4は本来、起動していなければアラートも動きません。

オフになっている限り、アラートの発動条件を満たしてもお知らせは届かないので気をつけましょう。

アラートはあくまでもMT4内の機能です。

MT4から独立して動くことはないので、パソコンで開いていない限りはアラートも眠ったままになります。

外出中にもFXの相場は動き続けているので、帰宅後に想定外の変動から大きな損失に見舞われる可能性もあります。

しかしMT4をパソコンで起動したままでなければ、FXの相場やアラートをチェックできません。 

スマートフォンアプリとして開けばアラートを動かせますが、相場分析の機能がPCより限定的なので不便という人もいるでしょう。

このようにMT4は普通に使うと制約があり、苦労するのではないでしょうか。

VPSなら24時間常にアラート通知可能

VPSを使えば、パソコンでMT4を起動していなくてもアラートを受け取れます。

パソコンをつけっぱなしにしたまま外出する必要もないので便利です。

VPSにMT4を導入することで、24時間常にアラート通知をしてもらえます。

アラートの設定手順も通常のパソコンでやるときと変わらないので、FX初心者でもこなしやすいでしょう。

外出先でもアラートをもとに投資行動を起こしたり、相場チェックをしたりなどVPSは便利です。

FXに関する行動の幅を広げるのがVPSのメリットでしょう。

スマートフォンアプリとしてのMT4を持っていなくても、VPSがあればアラートをはじめ幅広い機能を外出先で使えます。

まとめ

MT4のアラート機能を使えば、FX投資を有利に進めやすくなります。

利益確定や損切りのタイミングにアラートを合わせることで、自身のルールに従った取引を実行できるからです。

決まった価格や日時に到達したら作動するようにしておければ、正しい投資行動につなげられるでしょう。

パソコンかアプリでMT4を起動していなければアラートを受け取れませんが、VPSでカバーできます。

こちらは仮想PCなので、パソコンやアプリを切っていてもアラート通知をもらえるしくみです。

このようにMT4のアラート機能は使用パターンが幅広いので、初心者もぜひ活用してみませんか。