海外FXのメリットとデメリットは?高レバレッジとゼロカットが最大の魅力
海外FXは国内FXと異なり日本の金融庁の規制を受けていないことから、国内FXと比べて何となくリスクが高そうなイメージがあるかもしれません。
ところが、海外FXは国内FXとは異なる独自の救済制度があるため、相場の急激な変化などで大きな損失を出した場合でも、当初の準備金以上の追証を受けることはありません。
また、国内FXよりもはるかに高い倍率でトレードできるので、少ない元手で大きな利益を得られる可能性もあります。
もっとも、海外FXを始めたばかりの初心者であれば、メリットだけでなくデメリットも含めて海外FXについて詳しく知りたいと思われるでしょう。
そこで今回は、海外FXのメリットとデメリットについて、当編集部が分かりやすくご紹介します。
海外FXのメリット
海外FXには国内FXとは異なる固有のメリットがあります。 海外FXのメリットを詳しく解説していきます。
抜群のハイレバレッジ
海外FXの大きなメリットは、国内FXと比較して圧倒的な高倍率でレバレッジをかけられることです。
レバレッジ(Leverage)とはテコの原理を意味する単語です。 テコを利用するかのように、少ない資本で大きな利益を出せることを表しています。
FXにおけるレバレッジとは、最初に預け入れた証拠金に倍率をかけて取引できる制度です。
レバレッジの倍率が高ければ高いほど、元手となる証拠金よりも大きな金額での取引が可能になります。
国内FXの最大レバレッジは規制がありますが、海外FXでは基本的に最大レバレッジに規制はありません。
国内FXのレバレッジが最大でも25倍なのに対し、海外FXのレバレッジは100〜1000倍もの高倍率になっています。
あまりにも高いレバレッジの業者は怪しいと思われるかもしれませんが、知名度や信頼性の高い大手の海外FX業者であっても、888倍などの高倍率を採用しています。
同じ10万円の証拠金を運用した場合でも、国内FXでは最大25倍の250万円までしか取引できないのに対し、海外FXでは例えば888倍のレバレッジで取引すると、8880万円まで取引が可能になります。
少ない元手で大きな金額の取引ができるということは、成功すれば少額の証拠金でも大きな利益を得られる可能性があるということです。
実力やチャンスに応じて大きく儲けられる可能性があるのが、海外FXの大きなメリットです。
国内FXの最大レバレッジが小さい理由
海外FXの最大レバレッジが数百倍がスタンダードなのに対して、国内FXは最大レバレッジは25倍までです。
これは日本国内でFXを管轄する機関である金融庁の規制によるもので、最大でも25倍までと上限が決まっているからです。
国内FXが発足した当初はレバレッジ規制はありませんでしたが、高倍率のレバレッジをかけて大きな損失を被るトレーダーが少なくなかったため、2009年の内閣府令によって当初は最大50倍まで、次に最大25倍までとレバレッジが段階的に縮小されました。
国内FXは海外FXに比べて大きな損失をカットするための制度がないため、レバレッジをかけすぎるとトレーダーは自分が保有する資産を全て失ってしまう可能性があります。
それを防止するために、金融庁によってレバレッジに規制がかけられているという仕組みです。
追証なしのゼロカットシステム
ゼロカットシステムとは、トレードによって口座の残高がマイナスになっても、マイナスの部分を業者の負担でカットして残高を0に戻してくれる制度です。
国内FXにはゼロカットシステムはありませんが、海外FXの場合はゼロカットシステムが標準で導入されているのが一般的です。
ゼロカットシステムがある場合、トレードでどれだけ大きな損失を出したとしても、トレーダーが被る損失は最悪の場合でも口座の残高が0になり、当初の証拠金を失うだけで済みます。
一方、ゼロカットシステムが導入されていない国内FXの場合、取引の状態によっては追証という名目で証拠金以上の金額を追加で支払わなければならない場合があります。
大きな損失を出した場合の追証は恐ろしいもので、トレーダーにとっては債務になってしまいます。
場合によってはFXの口座が0になるだけでなく、追証の支払いのためにFX口座以外の預金などの資産から支払わなければならない可能性があります。
ゼロカットシステムが導入されている海外FXの場合、どれだけ大きな損失であってもマイナスの部分は業者が負担してくれるので、トレーダーは当初の証拠金以外の資産で補填する必要はありません。
国内FXにゼロカットシステムがない理由
海外FXという名称からは、何となく国内FXと比べて自由すぎてリスクが高そうなイメージがありますが、実際にはゼロカットシステムによって追証のリスクがない分、万が一の事態における損失ははるかに少なく安全といえます。
一方、国内FXの業者にはゼロカットシステムは導入されていません。
これはゼロカットシステムを導入するとマイナス分を負担しなければならないという理由もありますが、最も大きな理由は、法律の規定によってゼロカットシステムが導入できないからです。
理由はどうあれ、国内FXはゼロカットシステムが採用できないため、レバレッジをかけたトレードなどで大きな損失を出してしまった場合には、追証という形で損失部分をトレーダーが支払う可能性があるというリスクがあります。
一方、海外FXはゼロカットシステムが標準なので、どれだけ高倍率のレバレッジをかけても損失は口座の資金が0になるだけです。
最初の証拠金を用意する時点で無理をしていなければ、安心して高倍率のレバレッジに挑戦できるのが魅力です。
世界基準のトレードシステムが使える
国内FXは業者ごとにトレード用のシステムが決まっているのが一般的ですが、海外FXはMTと呼ばれる世界基準のトレードシステムを使用できます。
MTとはMetaTraderの略称で、ロシアのソフトウェア会社が開発したFX取引用のシステムです。
従来のシステムと比べて非常に優れていたことから、世界中で使用されるようになりました。
MTは普及率の高いMT4と発展型のMT5がありますが、海外FXで利益を出している世界中のトレーダーの多くはどちらかのMTを使用しています。
MTは
- ・取引に重要なチャートが見やすい
- ・自分で使いやすいようにカスタマイズできる
- ・追加機能を導入して自動取引ができる
- ・一部の機能がスマホアプリでも使える
などの多くのメリットがあります。
海外FXのデメリット
海外FXにはいくつかのデメリットもあります。 海外FXにおける主なデメリットをご紹介します。
スプレッドが比較的大きい
海外FXは国内FXと比較すると、スプレッドが大きい傾向があります。
スプレッドとはトレードにおける売値と買値の差額のことで、取引をするためにトレーダーが負担するコストです。
スプレッドはFX業者にとっては事実上の手数料であり、業者が利益を出すための収入源になります。
海外FXは基本的に手数料が無料ですが、それはスプレッドによって利益を得ているからです。
スプレッドはトレーダーが負担しなければならないので、スプレッドだけを見れば、小さいほど取引にかかるコストは少なくなります。
一方、国内FXは海外FXよりもスプレッドが小さいのが一般的です。 国内FXのほうが一般にスプレッドが小さい理由は、取引方式の違いによるものです。
国内FXは業者のほとんどが相対取引であるDD方式を採用しているのに対し、海外FXの業者は主に直結取引であるNDD方式を採用しています。
DD方式の場合はスプレッド以外からも業者が利益を得られるので、スプレッドを小さく設定することができます。
一方、NDD方式は利益を得られるのは基本的にスプレッドのみなので、DD方式に比べるとスプレッドをどうしても高く設定せざるを得ません。
それが海外FXのスプレッドが大きい理由です。
日本語対応が難しい場合がある
海外FX業者によっては日本語での対応が不十分な場合があります。
日本人のスタッフが常駐している業者もありますが、そもそも日本語に対応できるスタッフがいなかったり、退職によって対応できなくなったりという場合もあります。
海外FXが日本で普及する以前は、翻訳ソフトにかけたような不自然な日本語でしか対応できないケースも少なくありませんでしたが、海外FXを利用する日本のトレーダーの増加に伴って、日本語でのサポートも充実してきました。
もっとも、日本語対応のレベルは業者によって異なり、特に人員に余裕がない中小規模の業者の場合は不十分なこともあります。
例えば、決済フォームが英語のみ、日本語での電話対応不可などです。
潤沢な個人資産を有している日本のトレーダーは上質な顧客であることから、各業者は日本語対応になるべく力を入れようとする傾向にありますが、どの程度対応できているかは千差万別です。
大手の業者であれば複数の日本人スタッフで対応しているケースも多いので、日本語対応に不安がある場合は大手の海外業者を利用するのがおすすめです。
出金の手続きが面倒
海外FXは出金の手続に手間と時間がかかりがちです。
海外FXの主な決済手段はクレジットカードです。 入金はほとんどリアルタイムでできるものの、出金は入金に比べて時間がかかってしまいます。
業者によって出金完了までのタイミングは異なりますが、出金を申請してから完了まで3〜7日程度かかるのが一般的です。 急に出金する必要が生じた場合には不便です。
次に、海外FXで出金処理をする場合、海外送金の扱いになります。 海外送金は手数料が高く、1回の出金につき数千円程度かかることも珍しくありません。
手数料の負担を考えると、出金処理はできるだけまとめて行うとよいでしょう。
ハイレバレッジは運用に注意
成功すれば大きく儲けることができるハイレバレッジは海外FXの魅力の1つですが、運用を誤ると大きな損失になる可能性がある点には注意が必要です。
海外FXは国内FXに比べてはるかに高い倍率でレバレッジをかけることができますが、利益につられて一か八かの無理な取引をすると、元手資金を一気に溶かしてしまう可能性があります。
海外FXはゼロカットシステムがあるのでマイナスの損失を追証されることはありませんが、それでもせっかく用意した元手を失ってしまうのはダメージが大きいものです。
特に、初心者のうちは大事な局面ほど熱くなりすぎて冷静な判断ができなくなりがちなので、どんな場面でも冷静に判断できる力を意識して身につけていくのがおすすめです。
税金の種類が異なる
海外FXという名称からは日本に税金を納める必要はないと思われるかもしれませんが、日本に居住して取引している以上は、海外FXでも一定の利益を出せば申告して税金を納付する必要があります。
海外FXは税金の種類が国内FXとは異なるため、税金の納付方法には注意する必要があります。 特に、国内FXだけで長年取引してきた場合は混同しがちです。
税金の種類については、国内FXが申告分離課税なのに対し、海外FXは総合課税の雑所得に分類されます。
国内FXの税率は一律20%なのに対して、海外FXは利益が多いほど税率が高くなる累進課税になっています。
国内FXに比べて海外FXは税金が高いといわれることがありますが、実際にはケースバイケースで、必ず海外FXのほうが税金が高くなるわけではありません。
あくまで目安ですが、年間の利益が330万円以下であれば、同じ利益の額でも海外FXの方が税金が安くなる可能性が高いです。
国内FXに比べて税金が高いかどうかは場合によりますが、税制度が異なる点は押さえてきましょう。
海外FXは高レバレッジとゼロカットが魅力
海外FXは国内FXとは異なる独自の魅力があります。 まずはテコの原理で小さい元手でも大きく儲けられる可能性があるハイレバレッジです。
100〜1000倍もの大きなレバレッジで勝負できるのが魅力です。
ハイレバレッジに失敗すると大きな損失が心配になりますが、海外FXは国内FXにはないゼロカットシステムという救済制度があります。
どれだけ大負けしたとしても、追証なしで残高が0になるだけですみます。
海外FXには出金手続きの煩雑さや高めのスプレッドなどのデメリットもありますが、高レバレッジとゼロカットには独自の大きな魅力があります。
2つの制度を活用しつつ、海外FXを全力で楽しんでみてください。
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