更新:2020.08.14 作成:2020.08.14

cTraderとは?取引プラットフォームとしてのその特徴を紹介

ctrader

 

cTraderはMetaTrader 4や MetaTrader 5とならび海外FXでは般的な取引プラットフォームのひとつです。しかしc Traderの特徴や他の取引プラットフォームとの違いをよく知らないという方もおられます。

 

この記事では、cTraderの特徴、cTraderが使える海外FX業者などを紹介します。

 

取引プラットフォームの使いやすさもFX業者を選ぶひとつの基準です。この記事を読めばcTraderの使いやすさが理解できるでしょう。

 

cTraderとは?

ctrader

 

cTraderは、2011年にSpotwaer Systemsにより開発されたFX専用の取引プラットフォームです。

 

cTraderはECN方式に特化した取引プラットフォーム

FXの取引方式にはDD方式とNDD方式があります。NDD方はECN方式とSTP方式の2つに分けることができ、cTraderはECN方式の取引環境下で最高のパフォーマンスを発揮するように設計された取引プラットフォームです。

 

NDD方式とその一種類ECN方式とは?

NDD方式とはNo dealing desk(ノーディーリングデスク)の頭文字3文字をとったものです。為替ディーラーを設置せずに個人のトレーダーからの注文をそのままインターバンクに発注する方式を指します。

 

トレーダーとインターバンクの間にFX業者のディラーが介入しないでの、トレーダーにとって取引の透明性が高いというメリットがあります。

 

そのNDD方式のひとつであるECNとはElectronic Communications Networkの略で電子取引ネットワークという意味です。

 

電子取引所(ECN)で個々のトレーダーが「売り」「買い」の注文を提示し、お互いの注文がマッチングすれば取引成立となります。

 

cTraderはECN方式に特化した取引プラットフォームなので、スキャルピングなどの短期トレードに最適です。

 

cTraderと他の取引プラットフォームを比較

ctrader

 

cTraderの機能をMetaTrader 4やMetaTrader 5の機能と比較しました。

 

cTrader

MetaTrader 4

MetaTrader 5

取引方式

ECN方式

STP方式もしくはECN方式

取引手数料

有料

無料もしくは有料

スプレッド

変動

固定もしくは変動

平均約定スピード

0.37

1.58

1.51

チャートの種類

多い

少ない

時間足の種類

多い

少い

多い

カスタム

インジケータの種類

少い

多い

少い

自動売買ツールの

種類

少い

多い

少い

同時決済

できる

できない

できない(カスタムインジケータを使えばできる)

ストップリミット

注文

できる

できない

できる

板情報

あり

なし(カスタムインジケータを使えば表示できる)

経済指標カレンダー

あり

なし

あり

日本時間表示

できる

なし(カスタムインジケータを使えば表示できる)

開発言語

C♯

MQL4

MQL5

操作性

直感的に操作できる

操作できるまである程度慣れが必要

情報のわかりやすさ

わかりやすい

慣れるまでわかりにくい

 

短期トレード・裁量トレード向けの機能が満載!

約定スピードの早さ、同時決済が可能、優れた操作性などの機能は一刻一秒を争うスキャルパーやデイトレーダーなどにとってはとても助けになります。

 

情報のわかりやすさ、直感的に操作できる部分などは、初心者からFX経験者まで幅広くカバーできる特徴となっています。

 

しかし、自動売買ツールやカスタムインジケータが他の取引プラットフォームと比較すると少いので、自動売買には向かないという一面もあります。

 

cTraderは、短期トレード・裁量トレード向けで、初心者にも使いやすい取引プラットフォームといえるでしょう。

 

cTraderの持つ優れた特徴

ctrader

 

cTraderの持つ優れた特徴を紹介します。

 

  1. ラクラク簡単操作
  2. 板情報が閲覧できる
  3. 時間足の種類がたくさんある
  4. クイックトレードに対応
  5. 日本語表示・日本時間表示が可能

 

これら5つの特徴について図解つきで説明を加えていきます。

 

1.ラクラク簡単操作

MetaTrader 4やMetaTrader 5と比較すると必要な情報を得るための操作回数(クリックする回数)が少いという特徴があります。

 

たとえば、注文するときに知りたい情報として手数料や証拠金の額があります。それらは「取引数量」のところにカーソルを持ってくるだけで自動的に表示されます。

 

ctrader

 

銘柄情報も簡単に確認できる

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  1. ウォッチリストから銘柄情報を確認したい通貨ペアを選んで右クリック
  2. シンボルウィンドウをクリック

 

この2つの手順だけでその通貨ペアに関する詳細情報が表示できます。

 

ctrader

 

シンボル情報として、ストップレベル・ロットサイズ・手数料・再商取引数量・最大取引数量・スワップなどがすぐに確認できます。

 

右クリックメニューが秀逸

ラクラク簡単操作に含まれる機能としては右クリックメニューの便利さを含めることができます。

 

チャート上で右クリックをすれば利用できるたくさんのメニューが一覧で表示できます。チャートを見て相場分析をしたり、チャートを見ながら指値注文をしたりするときに迚も便利です。

 

ctrader

 

2.板情報が閲覧できる

ctrader

 

cTraderではMetaTrader 4やMetaTrader 5ではできない板情報の閲覧が可能です。cTraderでは次の3種類の板情報が閲覧できます。

 

  • ・Standard DoM
  • ・価格 DoM
  • ・VWAP DoM(出来高加重平均価格)

 

それぞれについて説明を加えます。

 

Standard DoM

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現在のマーケットの流動性、よく注文されている価格とその量をすぐに確認できるのがStandard DoMです。

 

価格 DoM

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現在のマーケットでの価格ごとの流動性が確認できることができます。さらに価格をクリックすることで新規の逆指値注文が簡単にできる機能も備わっています。(クイックトレード機能をオンにしていた場合)

 

VWAP DoM

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出来高加重平均価格とはロット数の違う複数の注文の平均価格です。VWAP DoMでは指定したロット数でのリアルタイムの約定価格をひと目で確認できます。

 

自分でロット数を編集しそのまま注文することもこの画面から可能です。

 

3.時間足の種類がたくさんある

cTraderではMetaTrader 4やMetaTrader 5よりも時間足の種類がたくさんあります。

 

cTrader

26種類

MetaTrader 4

19種類

MetaTrader 5

9種類

 

cTraderは時間足が豊富なのでうまく利用すれば相場の傾向を巧みに掴めるようになるでしょう。

 

しかしメジャーではない時間足は、それを参考にしているトレーダーも少ないということです。マイナーな時間なしを相場分析やエントリータイミングを決める材料とするにはリスクが伴うことを覚えておきましょう。

 

ティック足も表示できる!

ctrader

 

ティック足を使ったティックチャートを表示できるのもcTraderの大きな特徴です。MetaTrader 4やMetaTrader 5ではこれがインジケータを利用しなければできません。

 

ティック回数(売買が成立した回数)を指定して、指定した回数に達したならば新たなローソク足を作るティックチャートというチャートがあります。

 

たとえば50ティック足は50回のティックつまり約定があれば1つの足を作るという設定です。

 

ティックチャートを使えば相場の勢いをダイレクトに感じることができます。スキャルピングで勝つためにはティックチャートは必須アイテムです。

 

cTraderでのティック足の表示方法

ctrader

 

チャート画面の左上のh1の部分をクリックすれば、時間足・ティック足などの設定画面が表示されます。

 

ティックチャートを表示させたい場合は、「Tick」の部分からティック回数を選択してください。

 

4.クイックトレードに対応

cTraderではいろいろな画面からのワンクリック取引やダブルクリックでのクイックトレードに対応しています。

 

一括決済・分割決済・追加注文などが簡単に行えるこうした機能は、cTraderが短期トレードに向いているだけでなく、大口取引・再医療取引にも向いている取引ツールであることの証です。

 

クイック取引の設定方法

cTraderではクイック取引の設定も簡単に行えます。

 

①画面左下にある「設定」をクリックします。

 

ctrader

 

②設定画面から「クイックトレード」を選択し、ワンクリックで注文を送信するか、ダブルクリックで注文を送信するかなどを選ぶことができます。

 

ダブルクリックで注文する方法は、操作ミスで間違って注文することを減らす目的があります。

 

ctrader

 

5.日本語表示・日本時間表示が可能

ctrader

 

もし画面が日本語以外の言語で表示されていれば、画面上のメニューバーから言語の部分をクリックし、一覧の中から日本語を選ぶだけです。

 

そのときにcTraderが一旦閉じられて再起動します。再起動後は日本語表示に変更済みです。

日本時間の設定方法

ctrader

 

cTraderの画面右下の現在時刻の部分にある矢印を右クリックします。表示される一覧の中から「UTC+9」を選択すれば日本時間に設定完了です。

 

cTraderの持つ難点

ctrader

 

直感的に操作できる、クイック取引に対応している、板情報が見れるなどの優れた特徴があるcTraderです。しかし利用する前に把握しておくべき難点があります。

 

それは、cTraderに対応している自動売買ツールやテクニカルインジケーターが他の取引プラットフォームと比較すると少ないという点です。

 

もちろんcTraderでの自動売買ツール「cBots」が利用可能ですが、これはプログラム言語の知識なしでは使いこなせないというデメリットがあります。

 

さらに、ctdn.comからcTrader公式のテクインカルインジケーターや自動売買ツールをインストールできます。しかしこのサイトは英語表記なので、これも利用を妨げる障害となっています。

 

cTraderが利用できるおすすめの海外FX業者3つ

最後にcTraderが利用できる海外FX業者のおすすめ3つを紹介します。

 

Tradeview

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TradeviewにはcTraderで取引可能なそのままズバリの名前の「cTrader口座」があります。簡単にその口座の特徴を紹介します。

 

cTrader口座(Tradeview)

最大レバレッジ

400倍

平均スプレッド(USD/JPY)

0.1pips

取引手数料(往復)

5ドル

最小取引単位

1,000通貨

最低入金額

1,000ドル

ロスカット水準

証拠印維持率100%以下

ゼロカットシステム

あり

 

AXIORY

ctrader

 

AXIORYではスタンダード口座とナノ・スプレッド口座の両方でcTraderの利用が可能です。

 

スタンダード口座

ナノ・スプレッド口座

最大レバレッジ

400倍

400倍

平均スプレッド

(USD/JPY)

1.3pips

0.3pips

取引手数料(往復)

なし

6ドル

最小取引単位

1,000通貨

1,000通貨

最低入金額

200ドル

200ドル

ロスカット水準

証拠金維持率20%以下

証拠金維持率20%以下

ゼロカットシステム

あり

あり

 

AXIORYでは、Windows版・iOS版・Android版に加えてWeb版のcTraderを提供しているという特徴もあります。

 

FX PRO

ctrader

 

FX PRO数種類の口座をトレーダーに提供していますが、その中の「cTrader口座」でcTraderが使えます。

 

cTrader口座(FX PRO)

最大レバレッジ

500倍

平均スプレッド(USD/JPY)

0.5pips

取引手数料(往復)

9ドル

最小取引単位

1,000通貨

最低入金額

500ドル

ロスカット水準

証拠印維持率30%以下

ゼロカットシステム

あり

 

今回紹介した3つの海外FX業者の中では、最も平均スプレッドが広く、取引手数料が高いのでトータルでの実質手数料も一番高くなります。

 

XMはcTraderは使えない?

当編集部がおすすめしているXM Tradingでは残念ながら現時点ではcTraderでの取引はできません。

 

しかし今回紹介した3つのFX業者よりも高い888倍というレバレッジで取引できるので、資金が少なくてもたくさんの通貨量を取引できるというメリットがあります。

 

まとめ

ctrader

 

MetaTrader 4やMetaTrader 5に続く海外FXでの取引プラットフォームとして注目されているcTraderを紹介しました。

 

優れた操作性、情報の見やすさ、クイック取引に特化した機能などを見るとECN方式の取引に特化したプラットフォームであることがよくわかりました。

 

板情報の表示・一括決済の機能など他の取引プラットフォームには搭載されていない機能も魅力的でした。こうした機能はcTraderが短期トレード大口トレード、裁量トレードに向いていることの証拠です。

 

とはいえ、どの取引プラットフォームが一番なのかという質問に答えを見出すことは難しいでしょう。なぜなら取引スタイルや戦略などは人によって違うからです。

 

もしどの取引プラットフォームにするか迷っているならば、当編集部では、定番のMetaTrader 4を使えるXMなどで口座を開設し取引プラットフォームの味方や操作に慣れることをおすすめします

 

それから別の取引プラットフォームを試してみることができるでしょう。